犬も長生きするようになり、心と体のケアがより大切になります。
あなたの愛犬は、青年期の頃の元気な気持ちや、体の健康状態は維持できていますか?
高齢・老犬になってくると心と体に様々な影響があります。
普段の生活から愛犬の様子を観察して、心と体に問題が起きていないか気にしてあげてください。
そこで今回は、高齢・老犬の心と身体に良い習慣についてお伝えしていきます。
高齢・老犬の心と体に良い習慣
老犬には、どんな習慣が特に大切か知ってるかな?
えっと、やっぱり運動とかご飯の管理とかですか?
うむ、そうじゃが、心のケアも忘れんことじゃ。
犬は人間と違い言葉を話せません。ですから、体全体で表現したり、鳴き声で感情を伝えようとします。
これらの仕草がシニア期になると減っていき、何を考えているのかわからなくなってきます。
普段の愛犬の様子から、考えていきましょう。
習慣 | 説明 |
---|---|
よく寝ている | 昼間に寝過ぎないようにして、夜ゆっくり眠れるようにしましょう。 |
物に興味が無くなった | 病気や体の異常がない限り、一緒に遊んであげることでボケ防止や運動不足解消を図りましょう。 |
散歩・外出が苦手になった | 外に出たがらない場合は、愛犬が行きたくなる場所を見つけて連れ出しましょう。 |
犬同士の触れ合いがなくなった | 犬同士のコミュニケーションをたまにでもいいので促進し、良い刺激を与えましょう。 |
高齢犬向けの食事管理 | 高齢犬専用のフードを選び、栄養バランスを整えることが必要です。 |
音楽療法でリラックス | クラシック音楽や穏やかなメロディを日常生活に取り入れて、老犬の不安を和らげましょう。 |
アロマセラピー | 安全なエッセンシャルオイルを使用して、愛犬のリラックスを助けましょう。 |
温かいお風呂でリフレッシュ | 温かいお風呂に入れることで、筋肉や関節の緊張を和らげ、リラクゼーションを促します。 |
よく寝ている
高齢・老犬になると、愛犬がよく寝ていることが多いと思います。
しかし、病気や体の不調以外で昼間に寝過ぎてしまうのはよくありません。
昼夜逆転の生活にしないためにも、夜ゆっくり眠れるようにしてあげましょう。
飼い主さんの無理のない範囲で、遊んだり、スキンシップをとってあげて、眠らないように習慣づけましょう。
物に興味が無くなった
高齢・老犬になってくるとボール遊びや玩具などの物に愛犬が興味を示さなくなります。
犬は年齢に関係なく、楽しい遊びは好きです。
病気や体の異常からの興味減でない限り、ボケ防止や運動不足解消のためにも飼い主さんが一緒に遊んであげる習慣づけをしてあげましょう。
散歩・外出が苦手になった
犬は外での活動が大好きです。しかし、外に出たがらなくなったり、散歩に行きたくない状態は、何か問題がある可能性があります。
もちろん、シニア期になると動くのが苦手になって散歩や運動をめんどくさがるようになります。
その場合は、愛犬が外に行きたくなる場所を見つけてあげて、連れ出してあげましょう。
病気や体に何かしらの問題がある場合は、病院や獣医師にみせてあげてください。
老犬になると行動力が落ちてしまうのは仕方がないことですが、ずっと閉じこもっていると身体にもよくないですし、ストレスの原因となります。
普段から体を動かす習慣づけをしてあげてください。
犬同士の触れ合いがなくなった
高齢・老犬になると、犬同士の触れ合いやコミュニケーションの場が減っていくと思います。
以前はよく犬友と遊んでいたのに、いまではほとんど会わなくなってしまった。
犬にとって犬同士のコミュニケーションはとても充実したものです。
お互いの存在を確認して触れ合うだけでも良い刺激になるのです。
たまにでもいいので、犬同士を合わせてあげる習慣づけをしてあげてください。
高齢犬向けの食事管理
老犬になると、食事内容も大切です。
高齢犬専用のフードを選び、栄養バランスを整えることが必要です。
高齢犬用の食事は低カロリーでありながら、必要な栄養素がしっかり含まれています。
ビタミンやミネラルを補給するためのサプリメントも検討すると良いでしょう。
音楽療法でリラックス
音楽は犬にもリラックス効果をもたらします。
特にクラシック音楽や穏やかなメロディは、老犬の不安を和らげる効果があります。
愛犬がリラックスできる音楽を見つけて、日常生活の中で流してみましょう。
夜間やストレスがかかる状況で効果が期待できます。
アロマセラピー
アロマセラピーは、人間だけでなく犬にも効果的です。
ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のあるエッセンシャルオイルを使用して、愛犬のリラックスを助けることができます。
ただし、犬にとって安全なオイルを選び、適切な濃度で使用することが重要です。
温かいお風呂でリフレッシュ
老犬の筋肉や関節の緊張を和らげるために、温かいお風呂に入れることも効果的です。
温かいお湯は血行を促進し、リラクゼーションを促します。
愛犬がリラックスできるように、バスルームを暖かくし、優しく洗ってあげましょう。
意外性のある新しい習慣を取り入れてみよう
新しい習慣って、具体的にはどんなものがあるのかな?
例えば、芸術的な活動とかトレジャーハントとか?
ほほう、それは面白いのう。老犬も楽しめるかもしれん。
新しい習慣 | 説明 |
---|---|
芸術的な活動を取り入れる | 絵を描いたり、音楽を楽しむことで、老犬に新しい刺激を与え、心の健康を促進しましょう。 |
嗅覚を使ったトレジャーハント | おやつやおもちゃを隠して探し出す楽しみを提供し、嗅覚を刺激しましょう。 |
水中エクササイズ | 関節に負担をかけずに体を動かすために、水中エクササイズを取り入れましょう。 |
カンガルーケア | 飼い主の胸で過ごす時間を増やし、愛犬に安心感を与え、心の安定を促します。 |
DIYおもちゃ作り | 手作りおもちゃで新しい刺激を与え、愛犬の心の健康を保ちましょう。 |
芸術的な活動を取り入れる
犬にも芸術的な感性があることをご存知でしょうか?
特に絵を描くことや、音楽を楽しむことは、老犬にとって新しい刺激となります。
絵を描くために足を絵の具につけてキャンバスに歩かせることや、ピアノの鍵盤に足を乗せて音を出させることなど、楽しいアート体験を通じて心の健康を促進できます。
嗅覚を使ったトレジャーハント
犬は嗅覚が優れており、それを活用する遊びが大好きです。
トレジャーハントを取り入れて、愛犬の嗅覚を刺激しましょう。
家の中や庭におやつやおもちゃを隠して、愛犬が探し出す楽しみを提供します。
この活動は、老犬にとって非常に有益であり、心と体の両方を活性化させます。
水中エクササイズ
老犬にとって、関節に優しい運動が重要です。
水中エクササイズは、関節に負担をかけずに体を動かす良い方法です。
温水プールや特別な水中トレッドミルを利用して、老犬が楽しみながら体を動かせる環境を提供します。
この活動は筋力維持やリラクゼーションにも役立ちます。
カンガルーケア
「カンガルーケア」とは、赤ちゃんが母親の胸で過ごすように、犬が飼い主の胸で過ごす時間を増やすことです。
この方法は愛犬に強い安心感を与え、心の安定を促します。
特に老犬は、不安や孤独を感じやすいので、飼い主との密なスキンシップが心のケアに繋がります。
DIYおもちゃ作り
愛犬のためにDIYおもちゃを作ることで、新しい楽しみを提供できます。
家にある不要な布やボトルを使って、おやつが取り出せる仕掛けを作ったり、噛んで遊べるおもちゃを手作りしましょう。
愛犬が自分だけの特別なおもちゃで遊ぶことで、新しい刺激を与え、心の健康を保つことができます。
まとめ
結局、どんな習慣が老犬にとって最適なんだろう?
食事、運動、そして心のケアが大事ですね!
そうじゃ、愛犬との時間を大切に、楽しく過ごすことが大切じゃ。
犬は高齢・老犬になっても普段の習慣である「食べる」「寝る」「遊ぶ」が大好きです。
しかし、これらの活動は年齢とともに減少していきます。
飼い主さんがこれらの活動を犬任せにするのではなく、積極的に行動を促してあげてください。
愛犬の年齢と健康状態に合わせて適度な行動の習慣づけをしてあげることで、長生きする秘訣です。
愛犬との時間を大切にし、老犬になっても充実した毎日を送れるよう、心と体のケアを心がけてください。
あなたの愛犬は、あなたの支えでいつまでも元気で幸せに過ごすことができるのです。