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飼い主さん、気づいてますか?“ニオイ”は健康のサイン

うちの子も、そうだったんです——。
ある日ふと、ソファで一緒にくつろいでいた時、「ん?ちょっとニオうかも…」って思ったのが始まりでした。
最初は「気のせいかな?」なんて思っていたんです。でも毎日一緒にいるからこそ、小さな変化に気づきやすいんですよね。

それが体臭だったり、口のニオイだったり、おしっこやうんちのニオイだったり…。
「前はこんなにニオわなかった気がする」「何かのサインかもしれない」って、だんだん心配になってきて。
特に、8歳を超えたあたりから、ちょっとしたことでも「老化のサインなのかな?」「病気だったらどうしよう」って敏感になってしまって…。

あなたも同じようなことで悩んでいませんか?
毎日元気に過ごしていても、「ニオイ」ってふとした瞬間に気づく変化だから、気になりますよね。

実は、犬の“ニオイ”には、体の内側からのメッセージが隠れていることがあるんです。
今日は、「犬のニオイ=健康のバロメーター」という視点から、
うちの子や周りのワン友さんたちの体験をもとに、じっくりお話ししていきますね。

「え、うちの子のニオイも何か意味があるのかも?」と感じた方は、ぜひこのまま読んでみてください。

目次

原因・背景の解説

「ニオイ」は体のSOSサインかもしれません

犬のニオイって、いろいろな種類がありますよね。
体臭、口臭、おしっこやうんちのニオイ、耳のニオイ、足の裏のポップコーン臭(これはちょっと可愛いですが)…。

でも、気になるニオイが強くなったり、今までと違うニオイを感じたら——
それは体のどこかに変化が起きているサインかもしれません。

では、どんな原因が考えられるのか、一つひとつ見ていきましょう。


🦷【口臭】

原因:歯石・歯周病・胃腸の不調

犬の口臭の多くは「歯のトラブル」から来ています。
特にミニチュアダックスフンドは歯周病になりやすい犬種としても知られていて、歯茎の腫れや出血、歯石の蓄積が進むと、独特の生臭いニオイがしてくることもあります。

また、胃腸の調子が悪くても、消化不良のガスが口に上がってくることで、イヤな口臭が出ることがあります。

思い当たる節はありますか?
うちの子も、7歳を過ぎてから歯石が急に気になりだして、「ん〜、お口クサいよ?」なんて笑ってたのに、後から獣医さんに「歯周ポケットが深くなってます」と言われて、ゾッとした経験があります…。


🐕【体臭】

原因:皮膚トラブル・耳の汚れ・皮脂の分泌量増加

犬の体臭は、皮脂の分泌バランスが崩れたり、皮膚にトラブルがあると強くなることがあります。
シャンプーの間隔があきすぎたり、逆に頻繁すぎる洗浄で皮膚バリアが壊れてしまっても、雑菌が増えてニオイの原因になります。

また、耳の中がじっとりしていたり、赤くなっていたりしたら要注意。
特に垂れ耳の子は蒸れやすく、耳の中がニオう=外耳炎の兆候というケースも珍しくありません。


🚽【排泄物のニオイ】

原因:腸内環境の乱れ・感染症・食事の影響

おしっこやうんちのニオイも、いつもより強く感じるときは体調のサインです。
とくに「うんちが酸っぱいニオイ」「異常にアンモニアっぽい」などの変化があると、腸内環境が乱れている可能性があります。

フードを変えたばかりだったり、おやつを新しいものにした後など、思い当たる原因はないでしょうか?


このように、“ニオイ”にはさまざまな要因が複雑に絡み合っています。
見逃してしまいがちな小さな変化こそ、ワンちゃんからの「気づいて!」のサインなのかもしれません。

次は、私自身や知人の体験談をもとにした、具体的な対処法をご紹介していきますね。
その前にひとつ、聞かせてください。

3. 体験談と対処法

「うちの子もニオってたんです」から始まった、改善の記録


🪥①口臭ケアの見直し:歯みがきは“今さら”じゃない

うちのミニチュアダックス(8歳・男の子)も、7歳を過ぎたころから急に口臭が気になるようになってきました。
最初は「年のせいかな?」と流していたのですが、寝ている顔に近づいたときにふわっと漂う独特のニオイに「これは…」と不安になったんです。

歯磨きはしていたつもりでしたが、週に1〜2回程度で、磨けていない日も多かったのが正直なところ…。
そこで見直したのが、次の3つでした。

項目対処法
歯磨き頻度毎日夜に1回、寝る前のルーティンに
道具の見直し指サック型から柔らかめの歯ブラシに変更
補助アイテム歯垢を落とすおやつを併用(与えすぎに注意)

すると、1ヶ月ほどで口臭が明らかに軽減。
何より歯茎の赤みが引いて、「もっと早くちゃんとやっておけばよかった…」と反省しました。

👉もし同じ方法を試すとしたら、いきなり完璧を目指さず、まずは「口に触ることに慣れる」から始めるのがおすすめです。
指で優しく唇をめくる → 歯を軽く触る → 指でなぞる…というふうに、段階を踏んでステップアップしていくと、嫌がりにくくなりますよ。


🛁②体臭ケア:シャンプーと皮膚の“ちょい観察”

愛犬の背中をなでたとき、「なんか脂っぽい…?」と感じたこと、ありませんか?
これは皮脂のバランスが崩れているサインかもしれません。

私が試したことは、以下のようなシンプルな見直しです。

チェック項目改善内容
シャンプー頻度3週に1回 → 2週に1回に変更(洗いすぎはNG)
お湯の温度少しぬるめ(36℃前後)に設定
乾かし方タオルでしっかり水分をとった後、ドライヤーで完全に乾かす
皮膚の状態週1で背中・わきの下・お腹を観察(赤み・湿疹・ベタつきチェック)

特に大事だと思ったのは、「乾かし残し」をなくすこと。
うちは首まわりや耳の裏が乾ききっていなかったせいで、ムレによる体臭が強くなっていたみたいです。


👂③耳のニオイ:実は「外耳炎寸前」だった話

ある日、頭をブルブル振る回数が増えたな…と思って、耳をめくってみたら、じっとり湿っていて、少し赤くなっていたんです。
耳の奥からは酸っぱいような、独特のニオイもしていて、すぐに病院へ。結果は外耳炎の一歩手前でした。

先生に言われたのは、「耳掃除のしすぎもよくない」ということ。
耳垢を全部とろうとすると、逆に傷つけたり、分泌を促してしまうこともあるそうです。

今は、週に1回、イヤークリーナーで耳の入り口付近をやさしく拭くだけ。
それでもニオイは激減し、頭を振る仕草もほとんどなくなりました。

👉耳のニオイが気になるときは、耳の奥に綿棒を入れたりせず、表面をやさしく拭くことから始めてくださいね。


こうしてみると、「ニオイ」って、毎日ちょっとずつケアすることで、ちゃんと変わっていくんですよね。
変化に気づいて、すぐに対応することが何よりの予防になります。

栄養・食事の工夫

「食べるもの」で、ニオイは本当に変わります

うちの子の口臭が気になりはじめた頃、同時にうんちのニオイも強くなっていたことに気づいたんです。
以前は「クサいけど普通かな」くらいだったのが、「これはさすがに強烈すぎるかも…」と感じるようになっていて。

もしかしてと思って、ごはんの内容を見直してみたら——びっくりするくらいニオイが和らいだんです。
それだけじゃなく、体臭や便の形も変わってきて、まさに“内側から整ってきた”実感がありました。


✅ 見直したポイントはこちら:

項目見直し内容
フードの主成分穀物中心 → タンパク質中心(お肉・魚)へ切り替え
添加物着色料・保存料が少ないものを選ぶ
発酵食品少量のヨーグルトを週2〜3回(乳糖に弱い子は注意)
水分摂取量ウェットフードや手作りスープで補うように
おやつ油っこい・香りの強いものは控えめに

特に驚いたのは、お腹の調子が整ってくると、うんちのニオイって本当に変わるんです。
“あれ?ニオわない?”って思えるくらいに。

もちろん個体差はありますが、体の中からの変化が「ニオイ」という形で現れるのは、本当にあることなんだなと感じました。


🐶“皮膚と腸はつながっている”って本当?

これ、実際に獣医さんにも言われた言葉なんですが——
**「皮膚の状態を見れば腸の状態がわかることもある」**そうなんです。

腸内環境が整えば、アレルギー反応も落ち着き、皮膚の炎症も起きにくくなります。
結果、皮脂の分泌バランスも整って、体臭が穏やかになるというわけです。

腸内の善玉菌を増やすようなごはんを意識してみると、ニオイだけじゃなく、毛艶や元気さにも違いが出てくることが多いですよ。


🌿食事の工夫って、毎日の“ちょっとしたこと”から

全部を急に変えるのは大変ですし、かえってお腹を壊してしまうこともあります。
なので、まずは「少しだけ、トッピングを見直す」「おやつを控えめにしてみる」など、できる範囲からで大丈夫。

うちの子も最初は、ヨーグルトをほんのスプーン1杯から始めました。
それだけでも、徐々にニオイの変化が感じられて、気持ち的にも「やってよかった」と思えましたよ。

👉あなたの愛犬のごはん、最近どんなものを食べていますか?
ちょっとだけ、“腸と皮膚”を意識してみると、嬉しい変化があるかもしれませんね。

まとめと読者へのメッセージ

「ニオイ」は、小さな変化に気づける大切なサイン

愛犬の“ニオイ”が気になるときって、もしかしたら不安や戸惑いのほうが大きいかもしれません。
「前はこんなじゃなかったのに…」「年齢のせい?それとも病気?」
そんなふうに考えてしまう気持ち、すごくよくわかります。

でも、だからこそ——
ニオイの変化に“気づけた”ことは、飼い主として本当にすごいことなんです。

毎日そばにいて、日々の小さなサインに気づいてあげられるのは、あなたしかいません。
今回ご紹介したように、口臭、体臭、排泄物のニオイには、それぞれきちんと理由があります。
原因をひもといて、少しずつケアしていけば、ちゃんと改善できることもたくさんあるんです。


☘️焦らず、できることから少しずつ

わたしも最初は、焦っていろいろ一気に変えようとして失敗したことがあります。
でも、愛犬の様子を見ながら、“今日はこれだけやってみよう”って、少しずつ試していく方が、結果的にはうまくいくんですよね。

小さな習慣の積み重ねが、ワンちゃんの未来の健康を作っていきます。
だから、どうか焦らないでくださいね。

あなたの愛犬が、今日も穏やかに過ごせるように——
そして、明日もニコニコ笑顔であなたのそばにいてくれるように。
わたしも陰ながら、心から応援しています。


👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。

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