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【うちの子もそうでした】愛犬の元気がない…最初にチェックしっぽの動き

「最近、なんだか元気がない気がする…」
ふとした瞬間、そんな風に感じたことはありませんか?

朝ごはんを残したり、大好きなおもちゃにも反応が薄かったり。声をかけてもいつものようなはしゃぎ方をしない…。
きっと今この記事を読んでいるあなたも、そんな小さな変化に気づいて、不安な気持ちでいっぱいになっているのではないでしょうか。

実は私も、以前まったく同じようなことがありました。
うちのトイプードル(メス・当時6歳)が、急に大人しくなって、遊びにも乗ってこない。最初は「年のせいかな?」なんて思っていたのですが、どこかいつもの様子と違って…。

「もしかして、どこか具合が悪いのかな?」と心配になり、ネットで調べまくって余計に不安になる…という負のループに。
そんな中、ある獣医師の言葉に救われました。

「元気がないときに最初に見るべきは、“しっぽの動き”なんですよ。」

しっぽ? 最初は正直ピンとこなかったのですが、観察してみると確かにいつもと違う。
しっぽの“高さ”や“振り方”が、まるで気持ちを映す鏡のようだったのです。

あなたも同じようなことで悩んでいませんか?
もしそうなら、次の章では「なぜしっぽの動きが大切なのか?」を詳しくお伝えしますね。

目次

【しっぽは心と体のバロメーター】犬の元気がないとき、しっぽに表れるサインとは?

犬のしっぽって、実はとても感情豊かなんです。
喜んでいるとき、怖いとき、警戒しているとき…どんな気持ちのときも、しっぽの動きや位置にサインが出ています。

では、「元気がない」ときのしっぽは、どう変わるのでしょうか?

うちの子の場合、普段はピンッと立てて軽くフリフリしているのに、元気がないときはスーッと下がったままで、まるで重たそうに見えました。まったく振らない日もあり、「あれ?今日はなんだかテンション低いな…」と、すぐに気づいたのです。

以下の表に、しっぽの状態と考えられる感情・体調をまとめてみました:

しっぽの状態考えられる気持ち・体調
ピンと上に立っている興奮・自信・喜び
ゆるやかに左右に振っている安心・リラックス
下にたれて全く動かない不安・緊張・疲労・痛み・体調不良
足の間に巻き込むようにしている強い恐怖・強い不安
いつもより反応が鈍いエネルギー不足・元気がない・心配事がある可能性

このように、しっぽの動きは“心の声”だけでなく、“体の不調”のサインでもあるんですね。

たとえば、
「今日はあまりごはん食べなかったな」
「お気に入りのぬいぐるみにも無反応だった」
そんなとき、しっぽの位置がいつもより下がっていませんでしたか?

思い当たる節はありますか?

また、病気だけでなく、心のストレスやちょっとした環境の変化でも、しっぽにサインが出ることがあります。
たとえば引っ越し・模様替え・新しいペットや家族の登場など…。意外なことが原因だったりもするのです。

だからこそ、「あれ?ちょっと違うかも?」という変化に早く気づくことがとても大事
元気がない理由は、実はしっぽがいち早く教えてくれていることがあるのです。

【元気がない時のチェックポイント】私が実践した“しっぽから読み取るケア方法”

しっぽに元気がないとき、それはまさに「こころのサイン」。
うちの子のしっぽが下がっていたとき、私はとにかく「見て」「感じて」「寄り添う」ことを意識しました。

ここからは、実際に私が試してみて「これは効果があったな」と思えた対処法を、体験談を交えてお伝えしていきます。

✅ Step 1:いつもより丁寧に観察する

まずやったのは、「しっぽ観察日記」をつけることでした。
といっても、手帳にサラッとメモする程度です。

  • 朝のしっぽの様子:上向き?下がり気味?フリフリするか?
  • ごはんを食べたか
  • 排泄の状態
  • 遊びや散歩への反応

これを3日ほど記録してみたら、見えてきたのは「雨の日の翌朝は特に元気がない」ということ。
うちの子は湿気が苦手なのか、身体がだるそうな様子でした。

「もし同じ方法を試すとしたら…?」
ぜひ3日間、いつものしっぽの動きと日々の行動を簡単にメモしてみてください。小さな“パターン”が見つかるかもしれません。

✅ Step 2:スキンシップを少し増やしてみる

しっぽが下がっているときって、うちの子はどこか「抱っこしてほしい」「でも構われすぎるのも疲れる…」という微妙な気持ちのときが多いんです。
そんなときは、無理に遊ばせたりせず、隣に座って背中をそっとなでるだけにしました。

最初はしっぽもピクリと動かないのですが、数分たつとほんの少しだけフリフリ。
それがすごく嬉しくて、「あ、大丈夫。この子はちゃんと反応してくれてる」と安心できました。

犬って、人の心の動きにもとても敏感なんですよね。
だからこそ、「元気がないのかな?」と思ったら、まずは自分自身も落ち着いて、穏やかに寄り添ってあげることが大切だと実感しました。

✅ Step 3:お散歩コースを少し変えてみた

マンネリになっていた散歩コースを、ほんの少しだけ変えてみたこともありました。
行き先を変えるというより、「道の逆回りをする」とか「違う時間帯に行く」といった、ちょっとした工夫です。

すると、うちの子のしっぽが久々に“ビンッ!”と上がったんです。
新しいにおい、新しい景色にワクワクしたのか、少しずつ元気を取り戻してくれました。

「ずっと同じ道じゃ、退屈だったのかもなぁ…」と、ちょっと反省。
思い切った変化ではなくても、「ほんの少しの刺激」が心のスイッチを押してくれることがあるんですね。

こうした小さな工夫の積み重ねで、うちの子のしっぽはまた元気に振れるようになりました。
大切なのは、「無理に元気にさせようとしない」こと。寄り添いながら、ゆっくり様子を見ることが、いちばんの近道だと私は思います。

【食べるもので心と体が整う】元気がないときこそ見直したい愛犬のごはん

「やっぱり、食べるもので体って変わりますよね。」

これは本当に、私が実感したことです。
うちのトイプードルが元気をなくしていた頃、ふと気づいたのが、「最近、フードをあまり食べないな…」ということでした。

最初は“わがまま期”かな?と軽く考えていたのですが、実はそこに大きなヒントが隠れていたんです。

✅ 元気がない=栄養が足りていないサインかも?

犬も人間と同じで、体に必要な栄養素が足りていないと「だるさ」や「無気力」といった形で現れることがあります。
特に注意したいのが以下のようなポイントです:

栄養の不足可能性のある症状
タンパク質筋力低下・動きが鈍くなる
ビタミンB群疲れやすさ・ストレス耐性の低下
鉄分や亜鉛元気がない・皮膚や被毛のパサつき
オメガ3脂肪酸情緒の安定・抗炎症作用に関わる

特定の成分に偏ったフードや、おやつばかりが増えてしまうと、こうした栄養のバランスが崩れてしまうこともあるんですね。

✅ 食事の“香り”と“温度”がポイントになることも

うちの子は、フードそのものには飽きていない様子だったのですが、匂いが薄くて食いつきが悪い日がありました。
そこで、こんな工夫をしてみました:

  • お湯で少しふやかして香りを立たせる
  • トッピングに少しだけ温野菜を加える(※消化に良いもの)
  • ごはんを「出しっぱなしにしない」ことで集中力をアップさせる

このちょっとした工夫で、しっぽがフリッと動いて、自分からごはんに近づいてくれたときは嬉しかったです。

「あなたの愛犬のごはん、最近どうですか?」
つい習慣であげているものでも、少しの工夫で“ごはんの時間がワクワクの時間”に戻るかもしれません。

✅ “美味しい”だけじゃない、安心できる食事の時間を

私が感じたのは、「ごはんを食べる時間そのものが、心の安定に関わっている」ということです。
うちの子が元気なときって、食事前にソワソワしたり、食べ終わったあとにしっぽをブンブン振ってくれるんですよね。

でも元気がないときは、その“ワクワク”がすっかり消えてしまっている。
そんなときこそ、「一緒に食べる空間」を大切にすることがすごく大切でした。

私はごはんの時間に、声をかけながら、近くに座って静かに見守るようにしました。
それだけで、うちの子はほんの少し安心したような顔を見せてくれましたよ。

「うちの子、ごはんの時間楽しめてるかな?」
もしそう思ったときは、ぜひ今日のごはんに“香り”と“安心”のスパイスを加えてみてくださいね。

【焦らず少しずつ】しっぽが教えてくれる、愛犬の小さなSOSに気づくために

愛犬が元気をなくしたとき、「どこが悪いの?」「どうすればいいの?」と焦ってしまうのは、飼い主として当然のことです。
でも、大切なのは“元気がない”というサインを、見逃さないこと
そしてそのサインは、しっぽという小さなアンテナにちゃんと現れていることがあるんですね。

私自身も、うちの子の変化に気づけたのは、“いつもよりちょっと違うしっぽの位置”でした。
言葉が話せない分、犬はこうして私たちにメッセージを送ってくれているのかもしれません。

この記事でお話ししたことを、もう一度シンプルにまとめておきますね。

🐾元気がないときにチェックしたいことリスト

観察ポイントチェック内容
しっぽの動きいつもより下がっていないか?全く振らないか?
日々の行動パターン食欲・排泄・遊びへの反応はどうか?
環境や習慣の変化お留守番の時間、家の模様替え、新しい音などは?
食事の状態食いつきはどうか?栄養バランスはとれているか?
心のケア無理に元気づけようとしていないか?そっと寄り添えているか?

そして何よりも、焦らず、できることから少しずつで大丈夫です。
犬は飼い主の心の揺れにとても敏感です。あなたが「大丈夫だよ」と優しく微笑むだけで、それが伝わることもあります。

元気のない日が続いたら、獣医さんに相談するのももちろん大切ですが、
「なんとなく変だな」と思える、その“勘”も、実はとても大事な飼い主の力です。

あなたと愛犬が、またしっぽをフリフリしながら笑顔で過ごせる日が戻ってくるよう、心から願っています。
小さな変化に気づけたこと、それ自体がもう、愛情の証ですから。

👉 「なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。」

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