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老犬がしきりに頭を振る仕草は耳の病気!?考えられる原因と理由

老犬になるとさまざまな身体の機能が低下して、元気がなくなったり、病気になりやすくなります。
耳の病気もその1つです。

室外で飼われているわんちゃんや耳を定期的にお手入れされていないワンちゃんは、年をとるにつれて耳の問題が発生しやすくなります。

犬は耳の違和感によって、頭をしきりに振ったり、ブルブルと身体を震わせたりします。
飼い主さんは、これらの仕草がみられたら耳の病気を疑ってみてください。

他にもストレスやてんかんなどでも頭を振ってしまうことがあります。

そこで今回は、老犬がしきりに頭を振る仕草の原因と理由についてお伝えしていきます。

目次

頭を振る仕草は耳の病気が原因?

ハル

老犬がしきりに頭を振るって、もしかして耳の病気が原因かもしれませんね。

モモ

そうなんですか?耳のお手入れってどれくらい大事なんでしょう?

リク

おぉ、ワシも耳のお手入れを怠っていたから、わんこが病気になってしまったことがあるんじゃよ。

老犬になると新陳代謝の衰えから耳や耳周辺の免疫力も落ちていきます。

また耳は犬種によって違いますが、耳が垂れている犬であったり、耳毛の多いワンちゃんは、耳垢や皮脂が溜まりやすくなります。

定期的にお手入れをしていないと、老犬になった時、耳の病気や問題が出てきてしまいます。

犬が耳を振る仕草で考えられる原因の1つとして、耳の病気があげられます。

お手入れ不足の場合は、不潔になって炎症が起きていることがあります。

また耳が垂れている犬は、耳穴が蒸れてしまい、ニオイや空気の通りが悪くて、老廃物が溜まってしまいます。

これらによって犬は耳が痒くなり、頭をしきりに振ってしまうのです。

耳の異常による病気はいくつかあります。

病気の種類症状・特徴
外耳炎耳の炎症、赤み、腫れ、かゆみ
耳ダニ症黒い耳垢、強い臭い、かゆみ
皮膚感染症耳の赤み、かさぶた、かゆみ
アレルギー性皮膚炎耳の赤み、かゆみ、皮膚の炎症
外部寄生虫耳のかゆみ、赤み、腫れ、かさぶた

これらの病気は早期発見と治療が重要です。

頭をたくさん振っている時

  • 外耳炎
  • 耳ダニ症
  • 皮膚感染症
  • アレルギー性皮膚炎
  • 外部寄生虫

外耳炎は、耳の掃除をされていないわんちゃんや不潔な状態、間違った耳掃除をしてしまうと外耳炎になってしまいます。

飼い主さんが耳掃除をしようとして綿棒を耳に触れただけでも痛みが発生して、嫌がります。病院で薬を注入したり、薬の処方で治療します。

耳ダニ症は、耳の皮膚に寄生するダニによって起こる皮膚炎です。

耳に寄生したダニが犬の耳垢を食べて繁殖してしまいます。
寄生されると耳垢が黒色になり、臭いがきつくなります。

耳の毛が抜ける

  • 外部寄生虫
  • 耳ダニ症
  • 天疱瘡(てんぽうそう)

基本的に犬がしきりに頭を振る原因は耳の異常(病気)が主な原因です。

愛犬が普段と違う頭の振り方や回数、頻繁に耳を気にしていたら耳の病気を疑ってみてください。

耳の病気の予防と対策

ハル

耳の病気を予防するためには、日常的なケアが大切です。特に老犬の場合は、定期的なチェックが必要ですね。

モモ

どんなケアをすればいいのか、具体的に知りたいです!

リク

そうじゃな、ワシも日々のケアが大事だと感じておるよ。

犬の耳の病気を予防するためには、日常的なケアが重要です。

特に老犬の場合は、定期的に耳のチェックを行い、異常があれば早めに対処することが大切です。
以下に予防と対策を紹介します。

耳のケア方法

  1. 耳のチェック:定期的に耳の中をチェックし、異常がないか確認します。特に赤みや腫れ、異臭がある場合は注意が必要です。
  2. 耳掃除:専用の耳掃除液を使って耳を掃除します。綿棒は使わず、ガーゼやコットンで優しく拭き取ります。
  3. 毛のトリミング:耳の毛が多い犬種は、耳周辺の毛を定期的にトリミングして通気性を良くします。

獣医師の診察

定期的に獣医師の診察を受けることも大切です。
特に老犬の場合は、耳のトラブルが頻繁に起こるため、プロの診察で早期発見と治療を行いましょう。

ストレス・てんかんによる耳の振り

ハル

犬が頭を振る原因として、ストレスやてんかんも考えられますね。

モモ

ストレスやてんかんが原因なんて驚きです。どう対処すればいいんでしょう?

リク

おぉ、ワシも昔は知らなんだが、ストレス管理も重要なんじゃよ。

犬はストレスが溜まっていると、身体を動かしたり、頭を激しく振ることがあります。
愛犬が何か病気や不満などでストレスを抱えていないか気にかけてあげてください。

犬がストレスを抱える原因は主に、食事、散歩、不安、飼い主さんとの触れ合い不足などがあげられます。

てんかん症状による原因も考えられます。
犬はてんかんを起すと、小刻みに震えたり、痙攣を引き起こします。

てんかんは脳の異常や遺伝、小型犬に多いといわれています。
老犬の場合は、その他の病気や年齢による身体や脳の問題からてんかんが起こるといわれています。

日常のケアが大切

ハル

日常的なケアが犬の健康を守るためには欠かせません。

モモ

具体的にどんなケアが必要なんでしょうか?

リク

うむ、日々の小さなケアが大切じゃな。

日常的なケアが愛犬の健康を守るためには欠かせません。

耳の病気は予防と早期発見が鍵です。毎日のチェックと定期的な耳掃除を忘れずに行いましょう。

老犬になっても元気で快適に過ごせるように、日頃からのケアを大切にしてください。

愛犬との触れ合い時間を大切に

ハル

老犬との触れ合い時間を大切にすることが健康維持に繋がります。

モモ

どんな風に触れ合えばいいですか?

リク

わしもよく愛犬と一緒に過ごしておるよ。

老犬になると、体力が落ちてしまうため、散歩や遊びの時間も少なくなりがちです。
しかし、愛犬との触れ合い時間を大切にすることが、ストレスを軽減し、健康維持につながります。

愛犬が安心して過ごせるよう、毎日のスキンシップやコミュニケーションを心掛けましょう。

以上のように、老犬がしきりに頭を振る仕草にはさまざまな原因が考えられます。

飼い主さんとしては、愛犬の様子を注意深く観察し、異変があれば早めに対処することが重要です。

愛犬が健康で長生きできるよう、日頃のケアを怠らず、愛情を持って接してあげてください。

耳の病気に対する治療方法

老犬の耳の病気に対しては、早期の診断と適切な治療が必要です。

耳の病気は、放置すると悪化し、治療が難しくなることがあります。
以下に、耳の病気に対する一般的な治療方法を紹介します。

外耳炎の治療

外耳炎は、耳の炎症を引き起こす病気です。治療は以下の手順で行われます。

  1. 耳の洗浄:まず、耳垢や汚れを取り除くために耳を洗浄します。動物病院で専用の洗浄液を使用します。
  2. 抗生物質の投与:炎症が進行している場合、抗生物質を投与します。点耳薬や内服薬が処方されます。
  3. 原因の除去:アレルギーや外部寄生虫など、外耳炎の原因を特定し、適切な対策を講じます。

耳ダニ症の治療

耳ダニ症は、耳に寄生するダニによって引き起こされる皮膚炎です。治療は以下の手順で行われます。

  1. ダニの駆除:耳ダニを駆除するための薬を点耳します。動物病院で処方された薬を使用します。
  2. 耳の洗浄:耳垢やダニの排泄物を取り除くために耳を洗浄します。
  3. 定期的なチェック:再発防止のために、定期的に耳の状態をチェックし、必要に応じて治療を続けます。

アレルギー性皮膚炎の治療

アレルギー性皮膚炎は、アレルギー反応によって耳の皮膚が炎症を起こす病気です。治療は以下の手順で行われます。

  1. アレルゲンの特定:アレルギーの原因を特定し、アレルゲンを除去します。
  2. 抗ヒスタミン薬の投与:アレルギー反応を抑えるために抗ヒスタミン薬を投与します。
  3. ステロイドの使用:炎症がひどい場合、ステロイド薬を使用して炎症を抑えます。

日常的な耳のケア方法

耳の病気を予防するためには、日常的なケアが重要です。以下に、日常的に行うべき耳のケア方法を紹介します。

  • 耳のチェック:定期的に耳の中をチェックし、異常がないか確認します。特に赤みや腫れ、異臭がある場合は注意が必要です。
  • 耳掃除:専用の耳掃除液を使って耳を掃除します。綿棒は使わず、ガーゼやコットンで優しく拭き取ります。
  • 毛のトリミング:耳の毛が多い犬種は、耳周辺の毛を定期的にトリミングして通気性を良くします。
  • 定期的な獣医師の診察:定期的に獣医師の診察を受け、耳の状態をチェックしてもらいましょう。

老犬の耳の病気に関するよくある質問

Q1: 老犬が耳をかゆがる時の対処法は?

老犬が耳をかゆがる場合、まずは耳の中をチェックし、異常がないか確認します。
異常が見られる場合は、動物病院で診察を受けましょう。

また、耳掃除を定期的に行い、清潔な状態を保つことが大切です。

Q2: 耳の病気はどれくらいで治る?

耳の病気の治療期間は、病気の種類や進行具合によって異なります。
軽度の場合は数週間で治ることが多いですが、重度の場合は数ヶ月かかることもあります。

定期的な治療とケアが必要です。

Q3: 耳の病気を予防するためにできることは?

耳の病気を予防するためには、日常的なケアが重要です。
定期的に耳のチェックを行い、清潔な状態を保つようにしましょう。

また、耳の毛が多い犬種は、耳周辺の毛をトリミングして通気性を良くすることが大切です。

老犬の耳の病気に気づくサイン

耳の病気は早期発見が重要ですが、老犬は自己表現ができないため、飼い主が注意深く観察することが必要です。
以下に、耳の病気に気づくためのサインを紹介します。

耳をかく・こする

耳に違和感や痒みを感じると、犬は前足で耳をかいたり、家具や壁に耳をこすりつけたりします。

これらの行動が頻繁に見られる場合は、耳の異常を疑いましょう。

頭を振る・ブルブルする

耳に不快感があると、犬は頭を振ったり、身体をブルブルと震わせたりします。
特に、頭を激しく振る行動が続く場合は、耳の病気が考えられます。

耳からの異臭

耳の病気が進行すると、耳から異臭がすることがあります。
これは耳垢の蓄積や感染によるものです。普段と違うニオイを感じたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

耳の赤み・腫れ

耳の内部や周辺が赤く腫れている場合、炎症や感染が疑われます。
耳の内側を定期的にチェックし、異常がないか確認しましょう。

耳垢の色や量の変化

健康な耳垢は薄茶色で少量ですが、病気になると耳垢の色が黒くなったり、量が増えたりします。
耳垢の変化にも注意を払いましょう。

耳の病気を防ぐための生活習慣

老犬の耳の病気を防ぐためには、日常生活でのケアが大切です。
以下に、耳の健康を保つための生活習慣を紹介します。

適切な食事

健康な耳を保つためには、栄養バランスの取れた食事が必要です。
特に、皮膚の健康をサポートするビタミンやミネラルが豊富なフードを選びましょう。

適度な運動

運動は免疫力を高め、ストレスを軽減する効果があります。
老犬でも無理のない範囲での散歩や軽い運動を取り入れましょう。

ストレス管理

ストレスは耳の病気を悪化させる原因になります。
愛犬との触れ合いや遊びの時間を大切にし、ストレスを溜めないように工夫しましょう。

飼い主ができるホームケア

耳の病気を予防するためには、飼い主が日常的にできるケアが重要です。
以下に、簡単にできるホームケアの方法を紹介します。

耳掃除の方法

耳掃除は犬の健康管理の一環として重要です。
しかし、間違った方法で行うと逆効果になることもあります。
以下の手順で耳掃除を行いましょう。

  1. 耳掃除液の使用:専用の耳掃除液を使い、耳の中を優しく洗浄します。洗浄液を耳に入れて、耳の付け根を軽くマッサージします。
  2. 耳の拭き取り:洗浄液が耳の中に行き渡ったら、ガーゼやコットンを使って優しく拭き取ります。綿棒は使わないようにしましょう。
  3. 耳の乾燥:耳の中が湿ったままだと菌が繁殖しやすくなるため、しっかりと乾燥させます。

毛のトリミング

耳の周りの毛が多い犬種は、耳周辺の毛を定期的にトリミングして通気性を良くします。
これにより、耳の中の湿気を防ぎ、菌の繁殖を抑えることができます。

獣医師の定期検診

定期的に獣医師の検診を受けることも大切です。
耳の状態をチェックしてもらい、早期発見と早期治療を行いましょう。

老犬が耳の病気にかかりやすい理由

老犬は若い犬に比べて耳の病気にかかりやすい傾向があります。
その理由として以下の点が挙げられます。

免疫力の低下

老犬になると、免疫力が低下しやすくなります。
そのため、外部からの感染に対する抵抗力が弱まり、耳の病気にかかりやすくなります。

新陳代謝の衰え

老犬は新陳代謝が衰えるため、耳垢や皮脂が溜まりやすくなります。
これにより、耳の中が不潔になりやすく、病気の原因となります。

体力の低下

老犬は体力が低下しているため、病気にかかると治りにくくなります。
早期に発見して適切な治療を行うことが重要です。

日常のケアの重要性

老犬の健康を保つためには、日常のケアが欠かせません。
耳のチェックや掃除を定期的に行い、異常があればすぐに対処することで、病気の予防が可能です。

愛犬との豊かな時間を

老犬との時間は、とても貴重で大切なものです。
耳の病気など、健康管理をしっかりと行い、愛犬が快適に過ごせるようサポートしましょう。

毎日のケアや触れ合いを通じて、愛犬との絆を深め、幸せな時間を過ごしてください。

まとめ

ハル

老犬が頭を振る原因は、ほとんどの場合耳の問題です。

モモ

早めに対処することが大切なんですね!

リク

そうじゃ、愛情をもって接してあげることが大事なんじゃ。

老犬がしきりに頭を振る原因は、ほとんどの場合耳に何かしらの問題が起きていることにあります。

特に耳垢が溜まりやすかったりお手入れ不足である場合、耳の病気を引き起こしやすくなります。

また、耳が垂れている犬種や耳毛が長くて通気性が悪いわんちゃんは、特に耳のケアをしっかりと行うことが重要です。

耳の病気は早期発見と早期治療が鍵です。

愛犬が耳をしきりに気にしていたり、頭を振っていたら、飼い主さんが耳の様子を見て、動物病院や獣医師に相談することが大切です。

日常的なケアを怠らず、愛犬の健康を守ってあげましょう。

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