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猫と犬、医療費や寿命の違いは?お金と時間のリアルな比較

犬と猫の「お金と時間」のリアルが気になるあなたへ〜うちも悩みました〜

犬と猫、どっちを飼うか――。
この質問、実はとても多くの方から聞かれます。私自身、初めてのペットを迎えるときに「どっちがいいかな?」「後悔しないかな?」と、何度も夫と話し合いました。うちは最終的に犬を選びましたが、猫も候補にしていたので、医療費や寿命、手間のかかり方など、本当にリアルに比較したんです。

ペットは一緒に過ごす「家族」ですから、見た目や性格だけでなく「生涯にかかるお金」や「かかる時間」って、とても大事な視点なんですよね。私の周りにも「飼ってみてから想像と違って驚いた…」という声、たくさんあります。

あなたも同じようなことで悩んでいませんか?
「子どもにも優しいペットがいいけど、経済的に負担が大きくないほうが助かる」
「共働きだから世話にかかる時間も気になる」
そんなリアルな声に寄り添うように、今回は**「犬と猫の医療費・寿命・手間の比較」**について、私の実体験と一緒にお話ししていきますね。

目次

犬と猫の医療費の違いはどれくらい?意外な落とし穴も

犬と猫、どちらにも可愛さや魅力がありますが、医療費の差は「予想以上だった」という方も多いです。
実際に動物病院で働く知人の話や、私のこれまでの体験からも、「犬のほうが圧倒的に医療費がかかりやすい」と言えます。

✅ 年間の平均医療費の目安(私の経験+統計的な一般論)

動物平均年間医療費(予防・治療含む)主な医療費の内訳
犬(小型犬)約5〜10万円ワクチン、フィラリア・ノミダニ予防、歯のケア、慢性疾患
犬(中型〜大型犬)約8〜15万円上記+関節系・心臓病などのリスクも
約3〜6万円ワクチン、ノミダニ予防、尿路疾患が多い

特に犬はフィラリアの予防薬やノミダニ対策の期間が長く、体のサイズが大きくなるほど薬の量や検査費も高くなります。
また、シニア期に入ると心臓病や関節炎、白内障など、人間と似たような病気で通院が増えるケースも多いんです。

一方、猫は体が小さい分、薬代が安く済むことが多く、完全室内飼いが基本なので怪我のリスクも比較的少ないです。
ただし、腎臓病や尿路結石など“見えない病気”が多く、気づいた時には重症になっていることも…。

思い当たる節はありますか?
「うちはずっと健康で医療費なんてほとんどかからなかったよ〜」という子ももちろんいますが、それは本当にラッキーなケース。
犬猫どちらも、年齢とともに医療費は確実に増えるという前提で考えておくと安心です。

また見落としがちなのが、ペット保険のコストです。
犬の方が加入率が高く、月々の保険料も高め。
猫は保険に入っていないご家庭も多いですが、万が一の備えとしてはやっぱり検討しておきたいところですよね。

犬と猫の寿命と手間の違い〜長く付き合うからこそ大事な視点〜

ペットを迎えるということは、その子の一生に責任を持つということ。
だからこそ、**「寿命」と「日々の手間(世話の時間)」**についても、最初の段階でしっかりと理解しておくことが大切です。

✅ 平均寿命の比較

動物平均寿命傾向や注意点
犬(小型犬)約14〜16年長生きしやすく、医療費や介護が長期化することも
犬(大型犬)約10〜12年体の負担が大きく、シニア期も早く訪れる
約15〜17年完全室内飼いで寿命が延びてきている傾向

猫のほうがやや長生きする傾向にありますが、犬も室内飼いや食事の質が良くなったことで長寿化しています。
ただし、犬は大型になるほど寿命が短くなる傾向があり、特に10歳を超えると急に体調の変化が目立ってくる子もいます。

それに比べて猫は、特に8歳を過ぎてから腎臓系の病気に注意しながらも、比較的ゆるやかに老いていく印象があります。

では次に、**日々の世話(=時間的な負担)**について見てみましょう。

✅ お世話の時間と手間の違い

内容
散歩必須(1日2回が理想)不要(室内で運動)
トイレ掃除外かトイレシートトイレ砂の掃除が必要
食事時間を決めて管理(食べ残しNG)自由給餌も可能(猫による)
グルーミング犬種によっては毎日必要毛づくろいを自分でするが、長毛種は注意
留守番寂しがりやな子が多く、時間に制限あり単独行動が得意で、長時間の留守番も可能

猫はもともと「群れない動物」なので、ひとりの時間を好む傾向が強く、忙しい共働き家庭でも飼いやすいと言われます。
一方で犬は、人とのつながりを強く求めるため、お留守番が苦手な子が多く、寂しさから吠えたり粗相をしてしまう子もいます。

「仕事で帰りが遅くなることがあるけど、犬を飼って大丈夫かな?」
そんな心配を感じたことはありませんか?

うちの子(ミニチュアダックス)も、最初はお留守番ができなくて、帰宅すると玄関で小さく鳴いていることがよくありました。
でも、トレーニングを続けて、安心できる環境を整えていったら、少しずつ落ち着いてくれるようになったんです。

犬と猫の性格の違いに合わせた工夫〜うちが選んだ「ちょうどいい距離感」〜

最初に犬を迎えたとき、正直なところ「こんなに時間がかかるんだ…」と驚いたんです。
朝起きてすぐに散歩、ごはんを用意して、仕事から帰ったらまた散歩。
週末はトリミング、月1回はフィラリアの薬、年2回のワクチン接種…と、まるで子どもがもう一人増えたような感覚でした。

でも、その一方で、
疲れて帰ってきたときにしっぽをブンブン振って出迎えてくれるあの笑顔には、何度も救われました。

✅ わが家が犬との暮らしで意識して工夫したこと

  1. 散歩の時間を“家族のルーティン”に組み込む
     → 朝は子どもと一緒に行く、夜は夫の担当など、役割を決めて無理なく分担しました。
  2. 留守番中のストレスを減らす工夫
     → お気に入りのぬいぐるみ、音が出る知育トイ、留守番カメラなどを活用。
  3. 予防医療は早めにスケジュール化
     → ワクチンやフィラリア対策はカレンダーに記録し、忘れないように工夫。

こうした工夫をすることで、手間はあるけれど、それ以上に「心の絆」が深まることを日々実感しています。

一方、猫を飼っている友人Aさん(共働き・子ども2人)はこんな風に話してくれました。

「うちは猫だから、トイレとごはんをちゃんとしておけば、基本は静かに自分の時間を過ごしてくれる。
でも逆に、かまいすぎると“うざい”って顔されるの(笑)それがまた可愛いんだけどね」

Aさんのところの猫ちゃんは、自分のペースをとても大事にする子。
でも、夜になると決まって足元にゴロンと転がってきて、さりげなく甘えてくるそうです。
「犬は“ずっと一緒にいたい”タイプ、猫は“気が向いたら寄り添う”タイプ」
どちらも魅力的で、それぞれの良さがあると感じますよね。

もし同じ方法を試すとしたら…
たとえば、犬を選ぶ場合は「家族の時間割の中に“犬との時間”を組み込む」ことを前提にすると、負担感がずいぶん変わります。
逆に猫の場合は「お世話の質とタイミング」に気を配ることで、無理なく共存できます。

食事と健康管理の関係〜犬と猫、それぞれのごはんの工夫〜

ペットの健康を考えるうえで、「食事」はとても大切な要素です。
私も何度も実感していますが、食べるもので体って本当に変わるんです

特に犬と猫では、食性(本来の食べ物の傾向)や必要な栄養素が違うため、それぞれに合った食事管理が欠かせません。

✅ 犬と猫の「食性」と必要な栄養素の違い

項目
食性雑食性(穀物も消化できる)完全な肉食性(動物性たんぱく質が必須)
特に必要な栄養素タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維タウリン、アラキドン酸、ビタミンA(動物性から)
NGな食材チョコレート、ネギ類、ぶどうなど犬と同様にNG+炭水化物が苦手な子も多い

特に猫は「タウリン」という栄養素を自分の体で作れないため、動物性たんぱく質をしっかり摂ることが健康の鍵になります。
逆に、犬はある程度雑食に対応できるため、野菜や穀物も適量ならOK。でも最近は「穀物不使用(グレインフリー)」のフードを選ぶ方も増えています。

✅ 実際にうちで工夫していること

うちの犬(ミニチュアダックス)は、もともとお腹が少し弱いタイプ。
フードを切り替えるとすぐにお腹を壊してしまう子だったので、新しいフードを試すときは、必ず1週間かけて徐々に移行しています。

また、シニア期に入ってからは関節のサポートができるように、グルコサミンやオメガ3脂肪酸が入ったサプリも検討するようになりました。

猫を飼っている友人Bさんは、腎臓の数値が気になる子のために低リン・高水分の食事を意識しているそうです。
猫は水をあまり飲まない子が多いので、「ウェットフードを1日1回は必ず取り入れる」「水飲み場を複数設置する」といった工夫もされていました。

やっぱり、食べるもので体って変わりますよね。
ペットも年齢や体質によって食べ物の合う・合わないがあるので、「ずっと同じでいいや」と思わず、定期的に見直すことが大切だなと感じています。

あなたの子は、食べることに興味があるタイプですか?
それとも好き嫌いがはっきりしているタイプでしょうか?
「この子にはどんなごはんが合ってるかな?」と考える時間もまた、ペットとの大切なコミュニケーションですよね。

犬と猫、どちらを迎えるか迷ったときに〜大切なのは“相性と暮らし方”〜

ここまで、犬と猫の医療費・寿命・手間・食事の違いを、リアルな目線でお伝えしてきました。
いろんな違いがある中で、どちらが「良い」「悪い」という話ではなく、**“その子とどんな暮らしをしたいか”**が一番大切なのだと思います。

犬は、時間も手もかかりますが、その分「感情のキャッチボール」ができる存在。
日々の中でのつながりや、一緒に過ごす時間の濃さは本当にかけがえのないものです。

猫は、自立心が強くてマイペース。でもふとした瞬間に見せる甘え方が絶妙で、「気づけば心を奪われていた」なんてこともよくあります。
忙しい毎日の中でも、ちょうどよい距離感でそばにいてくれる存在として、多くの人に愛されています。

焦らず、できることから少しずつ。
最初から完璧を目指さなくても、あなたの暮らしに合ったペットとの関係は、きっと自然に育っていきます。

この記事が、「どんな子と、どんな時間を過ごしていきたいか?」を考えるヒントになれば嬉しいです。

👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。

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