MENU

【うちの子もそうでした】愛犬のかゆみ、実は食事が原因かもしれません

「最近、また足を舐めてるな…」
「夜中にガリガリって音で目が覚めた」
「この間治ったと思ったのに、また赤くなってる…」

そんな風に、季節に関係なく「かゆみ」や「皮膚の赤み」に悩まされているワンちゃん、実はすごく多いんです。

うちのトイプードル(名前はリリィ)も、まさにそうでした。
最初は「乾燥かな?」「ノミかダニ?」と疑って、シャンプーや薬を変えたり、病院に行って塗り薬をもらったり…。一時的には落ち着くんですが、すぐにまたかゆがるんです。

「どうして何度も繰り返すんだろう?」
「体質なのかな?」
そう思っていた私が、あるときふと「もしかして、食べ物…?」と思い当たったんです。

あなたも、同じようなことで悩んでいませんか?

もし愛犬のかゆみがなかなか良くならないとしたら、ぜひ**「食事の見直し」**という視点を持ってみてほしいんです。
私の体験もまじえて、わかりやすくお伝えしていきますね。

目次

【なぜこんな症状が出るの?】愛犬のかゆみと食事の関係とは

かゆみの原因として「ノミ・ダニ・乾燥」などがよく知られていますが、実は食べ物に含まれる成分がアレルギー反応や炎症を引き起こすことも珍しくありません。

とくに以下のような食事内容が、かゆみや皮膚トラブルと関係している場合があります。

見直したい食事のポイント理由・背景
穀物が多いフード小麦やトウモロコシはアレルゲンになりやすく、消化にも負担がかかることがあります
動物性たんぱくの種類鶏肉や牛肉は摂取頻度が高く、アレルギー反応を起こしやすい犬も多いです
添加物・保存料人工的な成分がかゆみや炎症を引き起こす可能性があります
おやつやトッピングの内容意外と見落としがちですが、毎日の積み重ねが皮膚に影響を与えることも

うちのリリィも、毎日食べていた鶏肉入りのフードが合わなかったようで、それを変えてから症状がぐんと良くなりました。

とはいえ、「食べ物でアレルギーって、そんなにあるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

実は犬のアレルギーの中で、「食物アレルギー」は3大アレルギーのひとつとも言われています。

食物アレルギーの症状って?

食物アレルギーの症状は皮膚のかゆみだけに限らず、次のようなものもあります。

  • 足先や耳、顔まわりをよく掻く・舐める
  • 目のまわりが赤くなる
  • 口まわりの毛が変色している(よだれで茶色っぽくなる)
  • 便が緩い・頻繁におならをする
  • 耳垢が多い・耳が臭う

思い当たる節はありますか?

もちろん、必ずしもすべてが食事由来というわけではありません。でも、皮膚の状態やかゆみが慢性的に続いている場合は、一度「毎日口にしているもの」に目を向けてみるのも大切です。

【実体験から学んだ】愛犬のかゆみを軽減するための食事の見直し方法

リリィのかゆみがどうしても治らなくて、「もう何をしたらいいかわからない…」と感じていた頃。
ある日、かかりつけの獣医さんからこんな言葉をもらったんです。

「一度、食事を“リセット”してみませんか?」

そのとき私は、ドッグフードを“良さそうなもの”という基準で選んでいたんですが、何がリリィに合っているのかはよくわかっていませんでした。

そこで始めたのが、食材を1つずつ試しながら、体の反応を観察する方法でした。

ステップ1:単一たんぱく源のフードに切り替える

まずは鶏肉ベースのフードをやめて、たんぱく源が1種類だけ使われているものに切り替えました。たとえば、魚(サーモン)やラムなど、リリィがあまり食べたことのないものを選びました。

すると…不思議なことに、かゆみが2週間ほどで少しずつ落ち着いてきたんです。

ステップ2:おやつやトッピングもすべて見直す

意外と盲点なのが「おやつ」や「ちょこっとあげている人のごはん」。
私も反省しました…。「ちょっとだけだから」と、パンやチーズをあげていたことがあったんです。

その後は、おやつもすべてアレルゲンになりにくい素材だけに限定。トッピングは野菜や米など、できるだけ素材がシンプルでアレルゲンリスクの少ないものにしました。

ステップ3:最低でも1ヶ月は同じ食事を継続して観察

食事の影響はすぐに出ることもありますが、体内の炎症が治まるには時間がかかる場合もあります。
なので、「最低でも1ヶ月」は同じフードと食材だけで過ごすことをおすすめします。

この間、かゆみの頻度・掻く場所・排便の状態・毛並みの変化などを記録しておくと、変化がよりわかりやすくなります。

もし同じ方法を試すとしたら…、どの食材からスタートしてみたいですか?

初めて取り組むときは不安もあると思いますが、焦らず一歩ずつで大丈夫。
少しずつ「うちの子に合うもの・合わないもの」を見つけていければ、それが何よりの健康への近道になりますよ。

次は、**「毎日のごはんが体を作る」**という視点で、栄養と食事の工夫についてお話ししていきますね。

【やっぱり、食べるもので体って変わりますよね】かゆみを防ぐ栄養と食事の工夫

愛犬のかゆみ対策を考えるとき、「何を食べさせないか」も大切ですが、同じくらい「何をプラスするか」も大切です。
私もリリィの食事を見直しながら、少しずつ栄養バランスを整えていったことで、かゆみにくい体質づくりができたと感じています。

ここでは、私が実際に意識した栄養素や工夫についてご紹介しますね。

1. オメガ3脂肪酸を意識して取り入れる

皮膚や毛並みの健康に欠かせないのが「オメガ3脂肪酸」。
とくにEPAやDHAなどの成分は、皮膚の炎症を抑える働きがあるといわれています。

うちでは、サーモンや亜麻仁(フラックスシード)をベースにした食材を取り入れたり、獣医さんに相談してサプリとして加えることもありました。

2. 抗酸化成分を含む食材で内側からサポート

かゆみを引き起こす原因のひとつに「酸化ストレス」があります。
それを防ぐために、ビタミンC・E、ポリフェノールなどを含む食材を意識しました。

たとえば…

栄養素食材の例
ビタミンCパプリカ、ブロッコリー、かぼちゃ
ビタミンEひまわり油、アーモンド粉末(ごく少量)
ポリフェノールベリー類(ブルーベリー、ラズベリーなどを少量)

ほんの少しずつ、トッピングに使うだけでも変化が見えてきますよ。

3. 腸内環境を整えることでアレルギーを軽減

皮膚トラブルって、実は「腸の不調」ともつながっているんです。
腸内環境が乱れると、免疫バランスが崩れてアレルギー反応が出やすくなると言われています。

リリィには、無糖のヨーグルトを小さじ1ほど加えることもありました(お腹が弱くない子に限りますが)。
また、水溶性食物繊維を含む野菜(かぼちゃやごぼう)をやわらかく煮て、少量混ぜてあげるとお通じも安定して、全体の調子も整ってきました。

あなたの愛犬には、どんな食材が好きですか?
その“好き”の中から、体にやさしい食事を一緒に見つけていきましょう。

毎日のごはんって、ただお腹を満たすだけじゃなくて、体質や免疫、そして心にも影響してくるもの。
「なんだか最近かゆがらなくなってきたかも」――そんな変化を感じられたときは、本当にうれしくて、思わずリリィをぎゅっと抱きしめてしまいました。

【焦らず、できることから少しずつ】愛犬のかゆみと向き合うあなたへ

かゆみって、見ている飼い主の私たちにとっても、つらいものですよね。
「また掻いてる…」「もしかして、痛いのかな?」
そんな姿を見ていると、代わってあげられたら…と思うこともあります。

でも、だからこそ、私たちにできることがあると思うんです。
それは、“日々の暮らしの中で、少しずつ工夫を積み重ねていくこと”

今回お伝えしたように、愛犬のかゆみには「食事」が深く関係しているケースもあります。
急にすべてを変えなくても、まずはひとつ、食材を見直してみるところから始めてみませんか?

私自身も、「このフードに変えてから劇的に治った!」というよりは、
「少し良くなってきたかも…」「今日は掻く時間が減った気がする」
そんな小さな変化の積み重ねで、リリィと一緒に少しずつ前に進んできました。

あなたの愛犬にも、かゆみの少ない穏やかな日々が訪れますように。
そして何より、あなたが「ちゃんとできてるかな…?」と不安になることなく、
安心してケアに向き合えるよう、心から願っています。

焦らず、できることから少しずつ。
一歩ずつ、あなたとわんちゃんのペースで大丈夫です。

👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次