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無添加って本当に安全?ドッグフード選びの落とし穴

「無添加なら安心だと思って選んだのに、なんだかうちの子に合っていない気がする…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?

実は、うちのトイプードル(ミミ)も、まさに同じようなことがありました。
もともと食が細い子だったので、少しでも体に良いものを…と考えて、ネットで評判の無添加ドッグフードに切り替えたんです。

最初は喜んで食べてくれたんですが、しばらくすると食いつきが悪くなって、うんちもゆるくなることが増えてきて…。
「え?無添加って良いんじゃないの?」「私、選び方間違ってる?」と、不安になってしまいました。

あなたも同じようなことで悩んでいませんか?

無添加=安全・良質と信じて選んでいる飼い主さんは多いと思います。
けれど、実は“無添加”という言葉には落とし穴もあるんです。

今回は、私自身の体験やこれまで犬仲間たちから聞いた話も交えながら、
「無添加ドッグフードって本当に安全なの?」という疑問にやさしく寄り添っていきますね。

この先を読んでいただければ、無添加フードをどう選べばよいのか、そして何に気をつければいいのかが見えてくると思います。
焦らず、ゆっくりと一緒に整理していきましょう。

目次

2. 原因・背景の解説

「無添加=安心・安全」というイメージ、すごくよく分かります。
実際、私もかつては「無添加と書いてあるものなら、きっといいフードなんだろう」と信じていました。

でも、ここでちょっと立ち止まって考えてみてほしいのです。

そもそも“無添加”って、何が「無い」こと?

「無添加」と一言で言っても、“何を添加していないのか”はメーカーによってバラバラです。
例えば…

表示される「無添加」実際に省かれている可能性があるもの
合成保存料無添加BHA、BHTなどが不使用
着色料無添加食紅などの人工色素が不使用
香料無添加人工的な香りづけ成分が不使用

このように、「無添加」という表示はとても曖昧で、添加物すべてが除かれているわけではないんですね。

また、自然由来の保存料(例えばローズマリー抽出物や緑茶エキスなど)が使われていることもありますが、それも含めて「無添加」と表記されてしまうこともあるんです。

思い当たる節はありますか?

添加物=悪ではない?体に優しい保存の工夫も

「添加物」と聞くと、どうしても「体に悪いもの」というイメージを持ちがちですが、実はそうとも限りません。
人間と同じで、最低限の保存料があるからこそ、フードの鮮度が保たれていることもあるのです。

例えば、添加物を一切使わずに作られたフードは酸化が早く、時間が経つと栄養が壊れてしまうことも…。
それを知らずに、「無添加だから大丈夫」と安心して与え続けてしまうと、
結果的に劣化したごはんを食べさせてしまうことにもなりかねません

私も以前、「無添加・完全自然派」と書かれたフードを試してみたことがあります。
封を開けた直後はとても香ばしくて良い香りがしたのに、2週間も経たないうちに、明らかに匂いが変わってきてしまって…。

「これってもう酸化してるのかも…?」と思ってすぐにやめましたが、あのまま気づかずに与えていたらと思うと、少し怖くなりました。

あなたは、フードの保存状態まで気にかけていますか?

3. 体験談と対処法

うちの子(トイプードルのミミ)が3歳になった頃、それまで食べていたドライフードの食いつきがガクンと落ちてしまいました。
ちょうどその頃、「無添加フードの方が健康にいい」という情報を見かけて、良さそうなものをいくつかお試しで購入したんです。

最初に選んだのは、ネットの口コミ評価が高い“完全無添加”をうたったフード。
原材料は全て国産、保存料もゼロで、「これは理想のごはんだ!」と意気込んで切り替えました。

…ところが、2週間ほど経った頃から、うんちが柔らかくなり、食いつきもどんどん落ちてしまったんです。

「え?なんで?体にいいはずなのに?」と頭の中はパニック。
でも、落ち着いて原因を探ってみたら、いくつかのポイントが見えてきました。

私が気づいた3つの落とし穴

落とし穴内容気をつけたこと
1. 「無添加=酸化しない」わけではない開封後に酸化が進みやすく、鮮度が落ちるのが早かった小分け保存+早めに使い切る
2. 原材料は良質でも「脂質」が高かったミミは脂に弱い体質で、お腹を壊しやすかった原材料のバランスを見直す
3. 急な切り替えをしてしまった一気にフードを変えたことで腸内環境が乱れた徐々に混ぜて1週間以上かけて移行

これらの経験を踏まえて、私は「無添加フード=万能ではない」と気づくことができました。

対処法:私が実際にやってよかったこと

では、どんな工夫が役に立ったのか?以下にまとめてみました。

① 成分表示を細かくチェックする

「無添加」と書かれていても、実際に何が含まれていて何が除かれているのかを成分表から自分で判断するようになりました。
脂質の割合や原材料の種類、保存方法などにも注目しています。

② 開封後は冷暗所保管&1ヶ月以内に使い切る

酸化しやすいタイプのフードを選んだときは、ジッパー付きの密閉袋に入れて、なるべく空気に触れないように保存。
小分けパックにして冷蔵庫に入れることもありました。

③ 食べる様子を「記録」する

新しいフードに変えたら、毎日のうんち・食欲・元気の有無をメモするようになりました。
小さな変化も見逃さずに、合っていないと感じたら無理に続けないことが大切ですね。

④ 信頼できるメーカーの姿勢を確認する

パッケージや広告だけでなく、公式サイトで原材料の調達先・製造工程・保存方法などを公開しているかを確認しています。
企業の透明性って、実はすごく大事な判断材料になるんですよ。

もし同じ方法を試すとしたら、どれから取り入れてみたいですか?
一気に全部やろうとしなくても大丈夫。できることから、少しずつでOKです。

4. 栄養・食事の工夫

「無添加のフードを選んでるのに、なんで調子が良くならないんだろう?」
そんな疑問を抱えていた頃、私はふと気づいたんです。

——「“無添加”ばかりに目がいって、栄養バランスやうちの子の体質に合っているかをあまり考えていなかったかもしれない」と。

やっぱり、“何を食べるか”はとても大事

うちのミミは、胃腸が少し弱くて、脂っこいものを食べるとすぐにお腹をこわしてしまいます。
でも、当時は「チキンメイン」「お肉たっぷり」「無添加で高タンパク」と書かれたフードばかり選んでいたんですね。

それが彼女の体質に合わなかったんだと、ようやく気づきました。

同じ“無添加”でも、原材料や栄養構成が異なると、体への影響は全く違います。

たとえば…

タイプ特徴向いている子
高タンパク&高脂質(肉メイン)運動量が多い、筋肉質若くて元気な子、活発な犬種
低脂質&穀物入り消化しやすく安定胃腸が弱い子、シニア犬
魚ベースアレルギーに配慮、脂肪酸が豊富皮膚トラブルがある子

こうして整理してみると、「無添加かどうか」だけではなく、“その子に合った栄養バランスかどうか”もとても大切だとわかりますよね。

あなたの愛犬に合った食事、見直してみたくなりませんか?

我が家で取り入れているちょっとした工夫

私が今も続けている、簡単な工夫をいくつかご紹介しますね。

① 朝ごはんと夜ごはんで「内容を変える」

朝は軽めに、夜はしっかり栄養を摂るようにして、1日の中でバランスをとるようにしています。
夜ごはんに少量の茹で野菜(かぼちゃ、にんじん、ブロッコリーなど)をトッピングするだけでも、ミミの食いつきがグンと良くなりました。

② 「トッピング」で変化をつける

ずっと同じ味だと飽きてしまう子も多いですよね。
そこで私は、味や香りに変化をつけるための“トッピング”を活用しています。

たとえば:

  • 無塩の煮干しを粉末にしてひとつまみ
  • 茹でたササミを少量だけ細かく裂いて混ぜる
  • 温かいお湯を少しだけ加えて香りを立たせる

これだけで、無添加フードでも食いつきが改善されることが多いですよ。

③ 「食べたがらない時は、無理に食べさせない」

以前は「せっかくいいごはんなのに!」と、無理に食べさせようとしてしまっていました。
でも今は、1食くらい抜いても大丈夫と思えるようになりました。
犬にも“今日はちょっと食欲ないな…”という日があるんですよね。

だから、その子のペースを尊重することも、実はとっても大切なんです。

やっぱり、食べるもので体って変わりますよね。
あなたのわんちゃんには、どんなごはんが合っていそうですか?

5. まとめと読者へのメッセージ

「無添加なら安心」
「自然なものが一番」
そんな想いで、一生懸命フードを選んでいるあなたは、本当にやさしくて、真面目な飼い主さんだと思います。

私も同じように考えて、たくさん悩み、試して、つまずいてきました。
そして気づいたんです。

大切なのは、「無添加」かどうかではなくて、
“今のうちの子に合っているか”を見てあげることなんだなって。

どんなに良いフードでも、どんなに自然でも、
その子の体質や年齢、体調によっては合わないこともあります。

だから、フード選びで大切なのは「完璧を目指すこと」じゃなくて、
“今のわが子にとって心地よいごはん”を見つけていくことなんですよね。

焦らず、できることから少しずつ。
それだけでも、愛犬はきっと感じてくれます。「ママ(パパ)、ありがとう」って。

あなたと愛犬の毎日が、穏やかで楽しくありますように。
そして、「ごはん」がその時間をもっと幸せにしてくれますように。

どうか、無理のない範囲で、今日からできそうなことを1つだけ、取り入れてみてくださいね。

👉 「なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。」

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