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【夜中に吠えて眠れない…】柴犬の夜鳴きに悩んだ日々、うちの子もそうでした

「夜中、突然“ワン!”と大きな声で吠え出して…そこからもう寝てくれなくて」
そんなふうに夜中に目を覚まされて、ため息をついた夜、あなたもありませんか?

我が家の柴犬、りく(♂)も、ちょうど2歳を過ぎたころから夜鳴きがひどくなりました。
今まで静かに寝てくれていたのに、ある日を境に、深夜1時、2時になると急に吠え始めてしまうんです。

最初は「外の物音かな?」「たまたまだよね」と思っていたのですが、1週間、2週間…と続くにつれ、家族みんなの寝不足が重なっていきました。
しかもマンション暮らし。壁の薄さもあって「ご近所に迷惑をかけていないか」が何よりの心配でした。

「どうしてこんなに吠えるの?」
「ちゃんとしつけてきたはずなのに…」
「私のせいなのかな?」
そんなふうに、自分を責めてしまう気持ち、すごくよくわかります。

私も同じように、いろんな本を読んだり、ネットで調べたり、動物病院で相談したりと、できることを一つひとつ試してきました。
でも「決定的な答え」がなかなか見つからず、もどかしい気持ちになることもありました。

あなたも、同じようなことで悩んでいませんか?

このページでは、柴犬に多い“夜鳴き”の原因と、実際に効果があった対策法について、我が家の体験をもとに詳しくお伝えしていきます。
焦らなくて大丈夫です。できることから、少しずつ一緒に探っていきましょうね。

目次

【警戒心?ストレス?】柴犬の夜鳴きの原因とは?|性格と環境の影響をやさしく解説

柴犬の夜鳴きに悩んでいる飼い主さんは、決して少なくありません。
特に柴犬は、日本犬らしい気質を色濃く持っていて、「吠えやすい」「警戒心が強い」「一人で静かにするのが苦手」などの特徴があります。

では、なぜ夜中に鳴くのでしょうか?
ここでは、柴犬が夜鳴きをしてしまう主な原因を、いくつかの視点からわかりやすくご紹介しますね。

✅ 1. 警戒心が強く、外の物音に敏感に反応している

柴犬は、もともと番犬気質が強い犬種です。
ちょっとした音や光の変化にも反応してしまう敏感な子が多いんです。

夜中、外で誰かが通った足音。
車のドアの音や、猫の鳴き声。
私たちが気づかないような些細な音でも、柴犬にとっては「何か起きてる!」という“警報”として脳が反応してしまうことがあります。

特に、静かな夜ほど周囲の音が響きやすく、柴犬の警戒モードが高まりやすいんですね。

「うちの子、昼間は大人しいのに、夜になると神経質になるかも…?」
そんなふうに思ったことはありますか?

✅ 2. ストレスや退屈感から「不安鳴き」をしている

日中のお散歩が少なかったり、十分な刺激がない生活が続くと、
エネルギーが発散できずに夜になって不安定になることがあります。

「身体は疲れていないのに、頭が冴えて眠れない」
人間でもそういう日ってありますよね。

柴犬も同じです。特に賢くて自立心の強いタイプの子は、「ヒマすぎる」「かまってもらえない」という不満が夜に出てしまうことも。

それが「ねぇ、聞いてる?」「なんで無視するの?」というような夜鳴きにつながるのです。

✅ 3. 飼い主との距離感や“分離不安”の影響

少し意外かもしれませんが、柴犬の中にも「実は甘えん坊」な一面を持っている子がいます。
日中はがんばってお留守番していても、夜になると急に寂しさがこみ上げてきて、「一緒にいたい」と鳴き出してしまう…。

これは“分離不安”と呼ばれる状態の一種で、「ひとりぼっちが怖い」という気持ちが原因です。
特に、寝室を別にしていたり、真っ暗な部屋で一人にさせている場合に起こりやすい傾向があります。

「そういえば、夜鳴きが始まった頃から環境を変えたかも…?」
思い当たる節はありますか?

✅ 4. 体調不良や加齢による不安

最後に忘れてはいけないのが、「体の不調が原因」のケースです。
お腹が痛い、耳がかゆい、皮膚がむずがゆい…など、昼間は我慢できていても、夜になって静かになると不快感が強まり、それを訴えて鳴くことがあります。

また、年齢を重ねると、認知症の初期症状として「夜と昼が逆転してしまう」ことも。
もし、夜鳴きの頻度が高く、日中にぼーっとしている様子が見られるなら、早めに動物病院で診てもらうのが安心です。

こうした原因を整理してみると、柴犬の夜鳴きは単なる「わがまま」ではないことがわかりますよね。
その子の性格、置かれている環境、そして飼い主さんとの関係性――
いろんな要素が重なって、夜中に「ワン!」と声が出てしまっているのです。

【実体験から学んだ!】柴犬の夜鳴き対策5選|うちの子に効いたリアルな工夫

「とにかく夜鳴きをやめてほしい」
そんなふうに思って、うちの柴犬・りくにいろんなことを試しました。
その中で、本当に効果があった対策を5つご紹介しますね。

どれも我が家の実体験からくる方法なので、どこか1つでも「やってみようかな」と思えることがあればうれしいです。

✅1. 就寝前にしっかり“頭”を使わせる遊びを取り入れる

柴犬はとても賢い犬種なので、ただ散歩で体を動かすだけでは満足できない子も多いです。
我が家では、**夜ごはんの後に「知育トイ」や「宝探しゲーム」**を取り入れてみたところ、
「満足感が違う!」と実感できました。

💡宝探しゲームのやり方(5分でできます):

ステップ内容
小さなおやつをいくつか用意する
布の中や毛布の下など、家のあちこちに隠す
「探して!」の合図でスタート
自力で見つけられたらたくさん褒める!

この遊びでりくはクンクンと集中して探し、終わる頃には満足した表情で自分のベッドに向かうようになりました。
「夜中にヒマだから吠える」のを防ぐには、こうした**“知的な疲労”**がポイントなんです。

もし同じ方法を試すとしたら、あなたの愛犬はどんな隠し場所にワクワクするでしょう?

✅2. カーテンを厚手にする or 窓の前にバリケードを作る

夜中の物音や光に敏感な柴犬にとって、外の刺激は大敵。
りくも、外で誰かが通った音に反応して、急に吠えることが多かったんです。

そこで、遮音性・遮光性のあるカーテンに替え、さらに窓際に観葉植物を置くことで、音や気配をシャットアウトする工夫をしました。

これが意外にも効果的で、窓側を気にする仕草がぐっと減ったんです。
「うちの子も窓の外をよく見てるな…」と思ったら、カーテンを見直してみるのもひとつですよ。

✅3. 夜だけ同じ部屋で寝るようにした

「犬は別の部屋で寝かせたほうが自立心が育つ」
たしかにこれはよく言われることです。
でも、夜鳴きが続いて困っていた時期、りくを私たちの寝室に入れることにしました

すると…なんとその日から夜鳴きがピタリと止まったのです。

どうやら「誰かの気配」があるだけで、安心してぐっすり眠れたみたいでした。
もちろんずっと一緒に寝る必要はありませんが、一時的な安心材料として、同じ部屋で寝るのも立派な選択肢です。

「一緒に寝るのは甘やかし?」と迷っている方も、試してみる価値はあると思います。

✅4. 夜鳴きにすぐ反応しすぎないようにする

夜中に吠えたとき、ついすぐに「ダメ!」と注意したり、「大丈夫だよ〜」と声をかけたりしていませんか?
実はこれ、“鳴けば構ってもらえる”と学習させてしまうリスクがあるんです。

りくの場合も、最初は私がすぐ反応していたのですが、それが逆に「夜に鳴くとママが来てくれる」と思わせてしまっていたようでした。

そこで、心を鬼にして**“最初の5分は無視”**を実践。
すると、だんだんと「鳴いてもムダだな」と理解したのか、吠える回数が減っていきました。

※ただし、鳴き方がいつもと違ったり、苦しそうなときはすぐ確認してくださいね。

✅5. 寝る前の「ルーティン」を決めて安心感を作る

夜の過ごし方を毎日ある程度同じ流れにすることで、犬も「そろそろ寝る時間なんだな」と安心できます。
我が家では、以下のようなルーティンを続けています:

  1. 夜ごはん
  2. 遊びタイム(知育・散歩)
  3. トイレを済ませる
  4. ブラッシングやマッサージでスキンシップ
  5. 「おやすみ」の合図+寝床へ

この流れを続けることで、りく自身が**“夜は静かにする時間”**と覚えてくれたように思います。
あなたのおうちでも、寝る前のリズムをちょっと意識してみてはいかがでしょう?

以上が、我が家で実践して効果があった柴犬の夜鳴き対策です。
もちろん、すべての子に同じように効くとは限りませんが、**「吠えるのには理由がある」**という視点で寄り添ってあげることで、必ず変化は見えてくると思います。

【実は食事も関係あり?】柴犬の夜鳴きと栄養バランスの深い関係|毎日のごはんで変わったこと

「夜鳴きって、心の問題じゃないの?」と思われがちですが、
実は “体の中からのサイン” が行動に出ている場合もあります。

うちの柴犬・りくも、ある時期から夜中に落ち着きがなくなり、
「お腹がゴロゴロしている」「寝つきが悪い」という様子が見られるようになりました。
そのときふと思ったんです。
「これって、食事が原因かもしれないな」と。

それから食事を見直してみたところ…夜鳴きの頻度がガクンと減ったんです。

では、どんなことを意識したのか、詳しくお話ししますね。

✅タンパク質の質と量を見直した

柴犬は活発で筋肉量が多い犬種ですが、あまりに高タンパクすぎる食事を続けていると、
逆に神経が過敏になってしまうことがあるそうです。

特に夜になると、体がクールダウンできずに、眠りが浅くなってしまうことも。

りくも、ちょっと高栄養すぎるフードに切り替えた頃から夜鳴きが増えた気がして、
思い切って穏やかなバランスのフードに戻してみました。
その結果、明らかに夜中の落ち着き方が変わったんです。

✅寝る直前の「おやつ」はやめてみた

かわいくてついつい、寝る前におやつをあげたくなってしまうんですよね…私もそうでした。
でも、胃が動いていると眠りの質が下がるのは人間も犬も同じ。

寝る前1時間は、食べ物を入れないルールに切り替えてから、りくの寝つきもスムーズになりました。

もし、「夜鳴き前にソワソワしてるな…」と思ったら、
その時間に消化中の食べ物がないかもチェックしてみてくださいね。

✅ビタミン・ミネラルが不足していないかをチェック

意外と見落とされがちなのが、微量栄養素のバランスです。
特に柴犬のような敏感なタイプは、マグネシウムやビタミンB群が足りていないと、
神経が興奮しやすくなるとも言われています。

りくの場合、野菜のトッピングをほんの少し加えるようにしたら、
気持ちが安定したように感じました。

たとえば、こんな感じで加えていました:

トッピング例量の目安ポイント
にんじん(茹で)小さじ1ビタミンAで皮膚ケアにも◎
かぼちゃ(蒸し)小さじ1甘みで満足感もUP
小松菜(茹で)小さじ1カルシウム・鉄分補給

※あくまで“ほんの少し”。栄養バランスを壊さない範囲で加えるのがコツです。

✅夕ごはんのタイミングを早めにしてみた

最初は19時ごろに夕ごはんをあげていたのですが、夜鳴きが気になってからは18時前後に早めるようにしました。

その結果、夜10時〜11時にはしっかり消化が終わって熟睡モードに
胃腸がスッキリしていると、夜中に起きることが少なくなりました。

これもとてもシンプルですが、**「夜鳴き=食事の時間が遅いかも?」**という視点はけっこう盲点だったりします。

やっぱり、食べるもので体って変わりますよね。
私たちが「最近眠れないな」と思ったときにカフェインや脂っこいものを避けるように、
犬にもその子に合った“消化しやすく、安心できるごはん”があるのだと思います。

あなたの愛犬の食生活、少しだけ見直してみるとしたら…どこから始めてみますか?

【焦らなくて大丈夫】柴犬の夜鳴きは少しずつ変えられる|今、あなたに伝えたいこと

ここまで、柴犬の夜鳴きに関する原因や対処法、食事の見直しなど、
私自身の体験を通してお話してきました。

きっと、今このページを読んでいるあなたは、
「何がいけなかったんだろう」「どうしたらこの子を安心させてあげられるんだろう」
そんなふうに悩みながら、一生懸命向き合っている方だと思います。

でも、どうか覚えていてほしいんです。
夜鳴きは“あなたのせい”ではありません。
そして、それは「一緒に暮らす中で見えてきた小さなサイン」でもあります。

柴犬はとても繊細で、でも愛情深いパートナーです。
夜中に吠えるのは、ただ“わがまま”なのではなく、
「不安だよ」「気になることがあるよ」とあなたに伝えようとしているだけかもしれません。

私自身も、夜中の吠え声に涙が出そうになった日が何度もありました。
「なんで寝てくれないの…」とつぶやいてしまった夜もあります。
でも、一つひとつ原因を探っていく中で、
「この子なりに精一杯生きているんだな」「ただ安心したかっただけなんだな」と感じるようになりました。

そして少しずつ、**“夜=安心して寝られる時間”**というリズムが戻ってきました。
それは決して一晩や二晩で変わったわけではありません。
でも、確実に“家族としての絆”を深めるきっかけにもなったと思っています。

焦らず、できることから少しずつ。
きっと、あなたの愛犬にも変化の兆しが見えてくるはずです。

一緒に向き合っていこうとしているあなたの姿勢そのものが、
何よりも愛情に満ちた「しつけ」であり「ケア」なんですよ。

👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。

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