
【うちの柴犬もしっぽが下がっていました】愛犬の「しっぽのサイン」に気づいていますか?
「最近うちの柴犬、なんだかしっぽがいつもより下がってる…」
ふとした瞬間にそんな変化に気づいて、モヤモヤした経験はありませんか?
うちの子(柴犬・男の子)も、3歳くらいのときによくしっぽを下げるようになったことがあって、最初は「体調が悪いのかな?」「ケガでもした?」と心配でたまらなかったんです。
でも、しっぽが語る“気持ちのサイン”を知ることで、ようやく愛犬の心の中が少しずつ見えてくるようになりました。
あなたも同じようなことで悩んでいませんか?
今回は「柴犬のしっぽが下がるときの心理状態」について、私の実体験や獣医さんの話を交えて、5つのケースに分けてわかりやすくお話ししますね。
【しっぽが下がるのは不安?体調不良?】柴犬のしっぽの動きが意味するものとは
柴犬のしっぽといえば、くるんと巻かれた可愛い“巻き尾”が特徴ですよね。
でも、実はこのしっぽ、感情を映す鏡のような役割を果たしているのをご存知でしょうか?
しっぽがピンと上がっているときは、安心していたり、元気いっぱいだったり、ポジティブな気持ちであることが多いんです。
逆にしっぽが下がっているときは、犬なりの“サイン”を出している可能性が高いんですね。
では、なぜしっぽが下がるのか?
「思い当たる節はありますか?」
ここからは、私の経験と専門家の話をもとに、柴犬がしっぽを下げる5つの主な心理状態を解説していきます。
【しっぽが下がる心理①】恐怖や不安を感じているとき
まず一番多いのが、「怖い」「不安だよ…」という気持ちからしっぽが下がるケースです。
例えば、
- 雷や花火の音
- 動物病院のにおい
- 見慣れない来客
- 飼い主さんの怒った声
こういった刺激に敏感な柴犬は、すぐに「しっぽで感情を表現」します。
うちの子も、雷がゴロゴロ鳴り始めると、さっきまでくるんと巻いていたしっぽがストンと落ちて、ベッドの下に隠れてしまうこともありました。
耳が後ろに倒れていて、目も泳いでいるようなら、不安のサインです。
まずは無理に近づかず、安心できる環境を作ってあげるのが大切です。
【しっぽが下がる心理②】緊張や警戒をしているとき
恐怖まではいかなくても、「これ、なんだろう?」「大丈夫かな…」と周囲を警戒しているときにも、しっぽは下がります。
たとえば、
- 初めてのドッグラン
- 他の犬と対面した瞬間
- 引っ越し後の新しい家の中
など、「いつもと違う環境」に置かれたときに見られる反応です。
うちの柴犬は、散歩コースを変えた初日、しっぽがいつもの半分くらいの高さしか上がらず、地面をクンクン嗅ぎながらソロソロ歩いていました。
「慎重派な子にはよくある行動」と獣医さんにも言われたので、そっと見守りながら徐々に慣れさせていきましたよ。
あなたのワンちゃんにも、「慣れない場所でそわそわしている様子」はありませんか?
【しっぽが下がる心理③】体調が悪い、どこか痛いとき
「なんだか元気がないな」と思って見てみたら、しっぽがいつもよりだらんと下がっている…そんなときは、体の不調を疑ってみてください。
特に以下のような症状が一緒に見られる場合は注意が必要です。
しっぽが下がる+αの症状 | 考えられる原因 |
---|---|
食欲がない | 胃腸の不調、ストレスなど |
呼吸が浅い・早い | 発熱、痛み、緊張状態など |
触ると嫌がる、うなる | 関節痛、腰痛、ケガなど |
ぐったりして寝てばかり | 風邪、内臓系の疾患、疲労など |
実は、うちの柴犬も、しっぽがまっすぐ伸びたままで下がりきっていたとき、背中を触るとブルブル震えていて…。
すぐに病院へ連れて行ったところ、軽い椎間板ヘルニアの兆候と診断されました。
「元気がない=体がつらい」サインだったんですね。
柴犬は我慢強い性格の子が多いので、“しっぽ”という小さな変化から体調の不調を読み取ることが大切です。
思い当たる節はありませんか?
もし心配なようでしたら、早めに獣医さんに相談してみてくださいね。
【しっぽが下がる心理④】飼い主に怒られて“ごめんなさい”と思っているとき
柴犬って、意外と繊細でプライドが高い子が多いんです。
うちの子も、いたずらをして「ダメ!」と叱ると、しょんぼりしながらしっぽをお腹に巻き込むようにして、ぺたんと座ってしまうんです。
これは、服従や謝罪の気持ちを表しているサインです。
- トイレの失敗
- ゴミ箱をあさった
- イタズラをした
こんなときに叱られた柴犬がしっぽを下げるのは、「怒ってるのわかってるよ、ごめんね」の気持ち。
でも実はこれ、飼い主の反応をとても気にしている証拠でもあるんです。
だから、強く怒りすぎてしまうと、余計に萎縮してしまうことも…。
「叱るより、なぜそうしたかを考える」。
この視点を持つだけで、関係性がぐっとやわらかくなることもありますよ。
もし同じような場面でしっぽが下がっていたら、優しくフォローしてあげるのも一つの愛情表現かもしれません。
【しっぽが下がる心理⑤】心も体も疲れているとき、落ち込んでいるとき
最後は、「ちょっとお疲れモード」のとき。
これ、見落としがちなんですが、犬にも“落ち込む”という気持ちがちゃんとあるんです。
- 長時間の留守番が続いたとき
- 大好きな人が帰ってこない日
- 新しい家族が増えたとき(赤ちゃんや他のペット)
こんなとき、柴犬はストレスをため込みやすくなります。
しっぽがストンと下がって、目もうつろだったり、呼びかけても反応が薄いようなら、心のケアが必要なサインかもしれません。
私も以前、旅行から帰ってきたら、うちの子が3日ほどしっぽを下げたままで、ごはんも少ししか食べなかったことがありました。
「さみしかったんだよね…」って、たっぷりなでて話しかけてあげたら、だんだんと元気を取り戻してくれました。
しっぽは口ほどに物を言う——そんな気持ちで、柴犬の心にそっと寄り添ってあげてくださいね。
【食事の影響でしっぽも変わる?】柴犬の元気とごはんの深い関係
「ごはんとしっぽの動きって関係あるの?」と、最初は私も思っていました。
でも、日々のごはんがワンちゃんの心と体の調子を左右しているということに気づいたのは、うちの柴犬が体調を崩したときでした。
当時、ちょっと忙しくて、ドッグフードを変えるタイミングを適当にしてしまったんです。
すると数日後から、なぜか元気がなくなり、しっぽを下げてボーッとすることが増えました。
病院での検査結果に大きな異常はなかったのですが、「もしかして、食事内容の変化にストレスを感じたのかもね」と獣医さんに言われてハッとしました。
やっぱり、食べるもので体って変わりますよね。
🌱しっぽが元気に戻るきっかけになった「食事の見直し」
そこで、以下のポイントを意識してごはんを見直してみたんです。
見直したポイント | 具体的にやったこと |
---|---|
消化にやさしい食事 | 脂質控えめのドライフードに切り替え、トッピングに温野菜を追加 |
決まった時間に与える | 朝晩の時間を一定にして“安心できるリズム”を作った |
添加物の少ないものを選ぶ | 原材料表示をよく見て、シンプルな素材のものを選んだ |
水分補給を意識する | ドライフードにぬるま湯を加えて、自然に水分摂取できるように |
この「小さな食生活の変化」が、しっぽの動きや目の輝きにまで現れてきたんです。
2週間ほどたったころ、散歩中に久しぶりに“くるんっ”と巻いたしっぽが戻ってきて、思わずうれし泣きしてしまいました。
柴犬はとても繊細で、心と体がつながっている動物です。
ごはんの栄養バランスが整ってくると、体調も安定し、自然と“しっぽが上がる日”が増えてきますよ。
あなたの柴犬さんも、最近食べ物や食べる量に変化はありませんか?
ちょっとしたことでも、犬にとっては大きなストレスになることがあります。
だからこそ、「食べて元気になる」ごはん作りを、ぜひ楽しみながら見直してみてくださいね。
【柴犬のしっぽが下がる理由、もう怖くない】今できることから、少しずつ寄り添っていきましょう
「しっぽが下がってる…大丈夫かな」
そんな不安な気持ち、とてもよくわかります。私も何度も胸がざわざわしました。
でも、今回ご紹介したように、柴犬がしっぽを下げるのには、いくつかの明確な“理由”があります。
それを知っているだけでも、「なにが起きてるのか」が少しずつ見えてきます。
改めて、しっぽが下がる5つの心理状態を振り返ってみましょう。
状態 | しっぽが下がる理由 |
---|---|
① 恐怖・不安 | 大きな音や見知らぬ人などが苦手なとき |
② 緊張・警戒 | 初めての場所や、他の犬と出会ったときなど |
③ 体調不良・痛み | 食欲不振や動きの鈍さ、体のどこかに違和感を感じているとき |
④ 服従・謝罪の気持ち | 飼い主に叱られたときに「ごめんね」の気持ちを表現 |
⑤ 落ち込み・疲れ | 留守番が長すぎた日やストレスを感じているときなど、心が疲れているサイン |
どのケースでも大切なのは、「しっぽの変化=愛犬からのメッセージ」として受け取ることです。
そして、焦らず、できることから少しずつ寄り添っていけば、それだけでワンちゃんはちゃんとあなたの気持ちを感じ取ってくれますよ。
柴犬は、表情や声よりも「しっぽ」で心を語ることがとても多い犬種です。
だからこそ、その動きを見逃さずに「何かあったのかな?」と優しく寄り添ってあげることが、信頼関係をぐっと深めてくれます。
最後にひとこと。
「あなたの柴犬さんは、しっぽを通して“あなたが大好き”という気持ちもきっと伝えてくれています」
今日からは、しっぽの動きも「会話の一部」として、楽しんで観察してみてくださいね。
👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。