
「うちの子も外じゃないとダメでした」柴犬のトイレ問題に共感します
うちの柴犬も、まったく同じでした。
お迎えした当初からトイレは外オンリー。おうちにトイレシートを置いても、見向きもしない。雨が降っても、風が吹いても、「ボクはここじゃないとイヤなんだ」と言わんばかりに、外に連れて行くまで我慢してしまうんですよね…。
そんな日が続くと、飼い主としてはつい思ってしまいませんか?
「どうして室内でしてくれないの?」
「いつか覚えてくれるのかな…」
「このままシニアになったら、どうなるんだろう…」
私も毎年、梅雨のたびにカッパを着て、タオルを持って、抱っこして…びしょ濡れでお散歩していました。
おしっこやうんちのタイミングをコントロールできないもどかしさと、体調を崩させたくないという不安でいっぱいでした。
あなたも、同じようなことで悩んでいませんか?
柴犬って本当に頑固で、自分の“こだわり”を貫く子が多いんです。でも、それもまた魅力であり、信頼関係の深さにもつながる大事な個性なんですよね。
今回は、**「柴犬が外でしかトイレをしない」**という悩みに対して、私自身の経験や工夫、知人たちのエピソードも交えながら、特に雨の日の対処法をまとめてみました。
「少しでもラクになりたい」
「うちの子にも、もっと合った方法を探したい」
そんな優しい飼い主さんのために、寄り添うような気持ちでお届けしますね。
なぜ柴犬は外でしかトイレをしないの?性格と習慣の背景
柴犬に限らずですが、「外トイレ派」のわんちゃんは意外と多いものです。
でも、特に柴犬にその傾向が強いと感じている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
実はそれ、柴犬の性格や本能、さらには子犬の頃の経験が大きく関係しています。
◾️柴犬の本能:「きれい好きで繊細」な性格
柴犬はもともととてもきれい好きな犬種です。
自分の寝床や生活スペースを汚すことを極端に嫌がるため、「家の中では排泄したくない」と感じる子が多いのです。
特に一度「外でするもの」と覚えてしまうと、そのルールを頑なに守ろうとします。
まるで「自分の決めたルールだから」と言わんばかりに、雨が降ろうが雪が降ろうが、外に出るまではじっと我慢…。そんな“律儀”なところが柴犬らしいとも言えますね。
◾️子犬の頃の経験が大きく影響
あなたの柴ちゃん、初めてのトイレトレーニングはどんな風に行いましたか?
もし「お散歩のときに自然に排泄をして、それを褒めていた」などの経験があると、犬にとっては「外でするのが正しい」という記憶としてしっかりインプットされている可能性があります。
犬は賢くて忠実な動物です。
「褒められた=正しいことをした」と覚えるため、その場所・タイミングを変えることに抵抗を感じるんですね。
特に柴犬は警戒心が強く、環境の変化に敏感なタイプ。
「外の土や草の上じゃないと、落ち着かない…」という子も少なくありません。
◾️我慢がクセになると危険も…
中には、排泄を我慢しすぎて膀胱炎や腎臓のトラブルにつながってしまうケースもあります。
「今日も雨だけど我慢させたままでいいのかな?」と感じたことはありませんか?
実際、うちの柴犬も、台風のような大雨の日に「今日は無理かも」と室内トイレを何度も勧めたのですが、結局しないまま丸一日が過ぎてしまったことがありました。
そのあと病院で軽い膀胱炎と診断され、深く反省した経験があります。
「ちょっとぐらい我慢しても平気かな…」と思いがちですが、わんちゃんの健康のためにも、柔軟に対応できる方法を探してあげることが大切なんですよね。
思い当たる節はありますか?
柴犬の外トイレ対策!我が家の工夫と雨の日に試した方法まとめ
「うちの子、家の中じゃ絶対にしないんです…」
そんなお悩み、私もまったく同じでした。
でも、毎年梅雨や台風のたびにびしょ濡れで外に出るのも限界があって…。
試行錯誤の末に見つけた、「雨の日でもなるべくストレスなく過ごす工夫」をいくつかご紹介します。
もしかしたら、あなたの柴ちゃんにも合う方法があるかもしれません。
「もし同じ方法を試すとしたら…?」そんな気持ちで読んでみてくださいね。
① ベランダや玄関先に“外っぽいトイレスポット”をつくる
うちの柴犬は、「地面の感触」がとても大事な子でした。
そこで、ベランダの一角に人工芝や砂利マットを敷いて“なんちゃって外”スペースを作ってみたんです。
ポイントは、普段の散歩コースと似た足ざわりにすること。
土や草の感覚に近づけることで、「あれ、ここでもいいかも?」と少しずつ慣れていってくれました。
最初は戸惑っていましたが、雨の日に何度か促すうちに、ある日ふっと用を足してくれたんです。
そのときはもう、涙が出るほど嬉しかったですね…。
② 雨用の「ショートコース散歩」に切り替える
大雨でも外じゃないと絶対にトイレをしないタイプの子には、短時間でも外に出るルートを作るのも一つの手です。
我が家では、マンションの裏にある駐車場までの数分コースを「雨の日専用」と決めていました。
レインコート+長靴で完全防備して、用が済んだら即帰宅。
帰ったらすぐに体を拭いて、温かいタオルで包んであげるようにしていたら、少しずつ不満そうな顔もしなくなってきました(笑)
以下に、我が家の「雨の日お散歩セット」をまとめますね:
アイテム | ポイント |
---|---|
犬用レインコート | お腹まですっぽり隠れるものが◎ |
防水リード | 帰宅後にすぐ洗えるタイプが便利 |
飼い主用カッパ | 軽くて動きやすいものを選びましょう |
吸水タオル | 家に帰ってすぐ体を拭けるように |
ごほうびのおやつ | トイレが済んだらしっかり褒めてあげましょう |
雨でも「これさえあれば大丈夫」と思えるようになったのは、大きな心の支えになりました。
③ 「室内トイレトレーニング」は根気よくゆっくりと
実は、成犬になってからでも室内トイレの再トレーニングは可能です。
うちでは、雨の日が続く時期に思い切って、トイレシートの上に使ったおしっこ付きの土を少しのせてみるなどして、「ここもトイレの場所だよ」と知らせる工夫をしました。
はじめは見向きもしませんでしたが、「ここでできたらすごく褒められる」という成功体験を重ねていくうちに、徐々に慣れていってくれました。
焦らず、できる日だけ、10回に1回でも大成功です。
どの方法も、「うちの子には合わなかったな」ということもありました。
でも、そのたびに「じゃあ、次はこれを試してみよう」と向き合っていったら、いつの間にかお互いにストレスの少ない生活に近づいていった気がします。
食事で変わるトイレ習慣?体の中からサポートする栄養の話
トイレの悩みというと、つい行動面ばかりに注目しがちですが、実は**「体の中」から見直すことで変わることもある**んです。
私自身、外トイレオンリーだったうちの柴犬が少しずつ室内でもできるようになった背景には、食事の改善が大きく関係していたと感じています。
「やっぱり、食べるもので体って変わりますよね」
そんなふうに思ったエピソードを、今回はお話ししていきますね。
◾️水分不足→排泄の回数が減る→我慢がクセに?
うちの柴犬は、もともとあまり水を飲まない子でした。
その結果、おしっこの回数も自然と減っていたんです。
でも、よく考えてみれば、排泄のタイミングが減れば減るほど、家でトイレをする機会も減ってしまうんですよね。
その「排泄のリズム」が崩れると、外でしかできなくなるのも無理はないのかもしれません。
そんなとき、動物病院の先生に言われた一言が印象的でした。
「おしっこの回数が少ないのは、水分摂取と腎臓の働きのサイン。年齢が上がるほど気にしてあげてくださいね。」
それから我が家では、食事から水分を摂らせる工夫を始めました。
◾️ごはんに“ひと工夫”して自然と排泄をうながす
以下のような方法で、水分を補いつつ、排泄のリズムを整えていきました:
工夫したこと | 内容 |
---|---|
ごはんをふやかす | ドライフードにぬるま湯をかけて、柔らかくすることで水分摂取量がアップ |
ウェットタイプと併用 | 週に何度かウェットフードを混ぜてみる(消化の良いものを選ぶ) |
野菜スープを加える | 無塩の野菜スープを少量フードにかける(お腹に優しい野菜で) |
寒天・ゼリータイプの水分補助 | 食べやすく、水分補給にもなるので夏や冬におすすめ |
このようにすることで、徐々におしっこの回数が安定していき、「トイレを我慢する」という負担も軽くなったように感じました。
また、排泄物の匂いや状態も変化があり、外トイレでも場所選びに時間がかからなくなったのは意外な発見でしたよ。
◾️腸内環境の改善も、トイレ習慣に関係?
腸内環境が整ってくると、排便のリズムも安定します。
特に、朝食後すぐや、散歩に行く前にトイレを済ませられる子は、腸の動きがスムーズになっている証拠なんだとか。
うちでは、納豆やヨーグルトをほんの少しごはんに混ぜていた時期もありました(※犬用の無糖タイプです)。
もちろん、体質に合う・合わないがありますが、**お腹の調子が整ってくると「決まったタイミングでトイレに行けるようになった」**という飼い主さんの声もよく聞きます。
もし最近、食事に目を向けていなかったな…という方がいたら、ぜひ少しずつ見直してみてください。
愛犬の“中からのリズム”を整えてあげることで、結果的に**「トイレの場所やタイミングへのこだわり」もやわらいでくる**かもしれませんよ。
あなたの柴ちゃん、ごはんの内容は今どんな感じですか?
ちょっとした変化から始めてみるのも、きっと大きな一歩になります。
まとめ:柴犬のトイレ問題に悩むあなたへ。焦らず、できることから少しずつ
柴犬が外でしかトイレをしない。
そのことに悩んでいるのは、あなただけではありません。
私自身も、何度も雨の中を歩いてびしょ濡れになりながら、「いつか家でもしてくれたら…」とため息をついていた一人です。
でも、少しずつ工夫を重ねていくうちに、**「この子のペースに合わせながらも、できることはあるんだ」**と気づくようになりました。
・地面の感覚を再現してみる
・ショート散歩で“排泄だけ”の時間をつくる
・室内トイレに慣れる練習を根気よく
・ごはんや水分補給を工夫して、体のリズムを整える
どれもすぐに効果が出るものではありませんし、「今日はできなかったな」と思う日もあります。
でも、「昨日よりちょっとだけ前に進んだかも」と感じられる瞬間が、必ずやってきます。
焦らなくて大丈夫。
あなたの柴ちゃんは、あなたのことを一番信頼しているはずです。
だからこそ、「うちの子に合うやり方」を一緒に見つけていってあげてくださいね。
そして何より、自分を責めたりしないでください。
頑張っているあなたに、心からエールを送ります。
焦らず、できることから少しずつ。
👉 なお、すべての犬に共通するわけではありません。個体差がありますので、様子を見ながら無理のない範囲で試してくださいね。